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Ichica Story #10話 【真っ暗で何も見えない孤独な旅路編】
「影に満ちた世界の中で」
いくつもの影の声や、傷を受けながらも、何度も立ち上がってただ、影に満ちた世界をひたすらに駆け続けた。この世界は他の誰も見たことのない私だけの世界。それは誰にも理解されることもなく感じることのできない世界。
「影に満ちた世界で見つけたもの」
影に満ちた世界を駆け続けていく中で、影の声や、傷を受け続けたからこそ
見えてきた、いくつもの小さな光は、きっと光に満ちた世界では気づくことができなかった、その光を束ねて影に満ちた世界で自分の影ひとつひとつと傷つきながらも向き合っていく、でも向き合い続けた後にはいつも、大切な想いの欠片が残っていた。
「影に満ちた孤独な旅路の果てで」
気がつけば、数年前と、ものの見方も、人の考え方の向き合い方も、正義のあり方さえも、ありとあらゆるものの見方が変わっていた。結局は人の数だけあるそれらの中で改めて、強い光を持たなければ、光で満ちた世界では生きていけないと確信する。そうして私は、自分自身がいつか消えることを覚悟し、心身が傷つきながらも、さらに深淵を目指して駆けていく
光で満ちた世界で強く生きていけるように
『深淵を彷徨いながらも進む孤独な旅路編に続く』
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