![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/82176390/rectangle_large_type_2_bdfe3ee7a6d14283bd46cc0d181ea216.jpeg?width=1200)
メモ スリランカ破産 「ウクライナか、グローバルサウスか?」というトロッコ問題で、グローバルノース諸国がためらいもなくウクライナを選んだのには驚いた
スリランカの破産が話題になっている。Washington Postの記事「Far from Ukraine, Sri Lanka is the epicenter of a global crisis」(https://www.washingtonpost.com/world/2022/07/06/sri-lanka-global-crisis-economic-ukraine-russia/)はウクライナ戦争によって世界各地で危険な状態にあった国々の崩壊が加速していることを報じ、スリランカは中国やインドに助けを求めているとした。
同時にウクライナ戦争に集中しているグローバルノースの国々が、グローバルサウスの国々の支援を後退させ、深刻化する危機にあまり関心を払っていないとも指摘している。
CNNは、「Sri Lanka is 'bankrupt,' Prime Minister says」(https://edition.cnn.com/2022/07/05/asia/sri-lanka-bankrupt-fuel-crisis-intl-hnk/index.html)でプーチンに燃料の支援を求めていることを伝えた。
最近の拙著『ウクライナ侵攻と情報戦』(扶桑社新書)で、ウクライナ戦争をグローバルノースとグローバルサウスの対立で整理し、民主主義の転換点になるかもしれないと書いたが、まさにその通りの事態が進行しつつある。
それにしても「ウクライナか、グローバルサウスか?」というトロッコ問題で、グローバルノース諸国がためらいもなくウクライナを選んだのには驚いた。
そもそも本来はトロッコ問題はないのだが、グローバルノース諸国はそのように対応することで負荷を軽減しているように見える。
本noteではサポートを受け付けております。よろしくお願いいたします。