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【日記】靴磨き

今朝は、訳あって急遽仕事がお休みになったので保育園に娘を送った後、家に帰ってきた。

帰った直後にやったのが『靴磨き』だ。

正直、ずっと気になっていた。
自分の靴が汚れていたことが。


私の靴は、紐付きの革靴。
仕事では履き替える為、スニーカーでも何でもOKなのだけれど、私は好きで革靴を履いている。

高校時代では白スニーカー(真っ白のみ可)だったから、革靴(当時で言えばローファー)への憧れがあるのかもしれない笑

そんなこんなで社会人になって、自分で身の回りのものを気にして揃えるようになってからは、革靴を履いてる。

しかし、かなり安物ばかり笑
だからお恥ずかしい話、あからさまに汚れたらササっと拭くけれど、靴を磨きはしたことがなかった。

夫は良い靴を履いて、長く使うタイプの人だった為、革靴のケア方法は見たり聞いたりして知った。
そこから気にはなっていたのだ、ずっと。
自分のも磨こうかと。
そう思うと、『夢をかなえるゾウ』の一場面が思い出されたそして気になって仕方がなくなってきた。
(『夢をかなえるゾウ』一作目の、一番初めに出てくるガネーシャからの教えです。ご存知ない方は面白いので是非読んでみて下さい。)

ただ、毎日子供達を追いかけたり、自転車で走り回ったり、子供に踏まれまくっている(意図的ではない笑)私の靴…。
買って下ろしたてでもすぐに汚れるんだから、磨いてもすぐに土埃や汚れが付くんだろうなと思うと、無駄かな…と思ってしまってなかなか行動に移せなかった。

そんな私なのだけれど、今週こそは磨こう!と決めていた。
汚れが目立っていたのもあるし、ガネーシャが気になって仕方がなかったこともそうなんだけれど、靴の汚れを気にしているこの状況が良くない!と思えたのだ。

初めてだから時間もかかったし、手際も良くない。磨き方も慣れないし、方法も把握しているようでうろ覚えだった。

しかし…しかし!
なんて気持ちが良いんだぁ!!!

靴を磨くだけでこんなに出掛けるのが楽しくなる?!
下ろしたてじゃないのに靴を見てニヤニヤする?!

ハッキリ言って目から鱗だった。
靴磨きの効果をナメていた。
ガネーシャ様、様々だ。

『身なりを気にするってこういうことか!!』

そう思えた。
「こういうこと」を上手く言葉にできないのが本当に悔しくてたまらないのだけれど、実感・体感して気付いたことの衝撃はデカい。

気持ち良いそよ風だなと思って歩いていたのに、次の瞬間、自分だけ正面から立っていられないくらいのメチャクチャな暴風雨に見舞われ、
髪型やら帽子やらを根こそぎもって行かれるわボッサボサにされるわで目が真ん丸に見開き、
しばらく茫然自失状態で固まってしまった…けど、もう空は元通りの清々しいそよ風になっている
…というくらい衝撃的だ。
(アニメ的な展開…笑)

変な例えを出してしまったが笑、
つまり、それが事実だとすぐには理解できないくらいの衝撃ということだ。

最近、自分のことは後回しで、優先的に考えなくちゃいけないことが山積みだった。
『靴磨き』なんてそのまた後…という形でずっと先送りにされてきた。
先送り癖を直すことも必要だけれど、今回気付いたのはそこじゃない。

自分の身なりを気にするということ、いや、気にかけてあげるということがどれだけ今の自分に必要だったかということが身に沁みて分かった。

『自分の気分やモチベーションは自分であげる』、『自分の機嫌は自分でとる』ということを気にしてやってきたつもりだけれど、それがタスク化して「〜せねばならない」になっていたのかもしれない。
それでも達成されれば気分は上がるだろうけれど、『気になった時にやる』ということがどれだけ満たされるか…。その効果は知らなかった。

心も洗われる『靴磨き』、イチオシです。

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