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【レビュー】『伝え方の魔術』

ほとんど本を読んでこなかった人間がポツポツ読書を始めました。
そんな人間によるレビューです。カナリ個人的で的外れな内容もあるかと思いますので、その点ははじめにお断りしておきたいと思います…。
(読書記録も兼ねている為、ネタバレを含みます。お気をつけ下さい)


『伝え方の魔術』
及川幸久 著 かんき出版 2021.2.18

●この本について
国際情勢のYouTuberである著者が実体験を踏まえて語る伝え方の本。

●レビュー
★★★☆☆(星3つ)
私はこの本をオーディオブックで聞くことで読んだのだけれど、著者がYouTuberということもあり、ご自身で朗読されていた。
コレが残念…私には合わなかったようだ。
また、私は小説を書く目的でありとあらゆる『伝え方』の本を読み漁っているのだけれど、どうやらその目的からも少し離れた本だったようだ。
しかし、この点は本をチョイスした時の私のミスだ。

内容について言うと、さすが国際情勢のYouTuberといったところで、学ぶことももちろんあった。
刻々と変わる世界の情勢に追いつくための莫大な情報の収集能力、取捨選択の力、自分の中への落とし込み方などはこの情報過多の時代を生きる人には知りたい内容もあったのではないかと思う。

しかし、先ほども述べた通り、私の目的は少し違った。
言葉の力、言葉の持つ意味、短くも心を震わせる端的な言葉、情緒あふれる言葉…そういうものを学びたくて今回は本を探していた。
なので、誠に勝手ながら、私が本のチョイスを間違えたせいが多分にあるのだけれど、評価は星3つとさせていただいた。
例えば、投資や株などの取引を行っている人や、国際情勢について自分で情報収集をしようと試みている人、国際情勢について深く知る必要がある人にはなかなか得られるものが多いのではないかと思う。

●真似したい点
・自分の間・自分の言葉で伝えようとした点
・ジャンル外のことも比較的深く話を掘り下げていた点
・あくまで説明であったので、事例が豊富にあったことは望ましかったと思うし、そのおかげで理解がはかどったと思う

●う〜んな点
・音声での収録をその道のプロに任せなかった点
→個人的な感覚ですが…
・『魔術』の意図


●最後に
今回は、私が本のチョイスを間違えたことが完全に悪い。
国際情勢…このテーマに関して、私は無知すぎる。そして残念ながら結構苦手なジャンルだ。だから、少し内容の理解に苦しむところもあった。

ただ、大量の情報の中でどういうものを取捨選択していくのか、なぜ英語が必要とされているのかについて語られている点は、私も納得せざるを得なかった。

伝え方の魔術というこのタイトルに関しては、確かにかなり目を引くし、内容も気になる。

ただ、今回の本の内容を把握して、伝え方…魔術か…と思ってしまった。

この著者がYouTubeにて多くの方にフォローされていることや、YouTubeへのアップ等を長く続けられていることは、素直に素晴らしいことだと思うし、本編にもあったが、苦労された部分も多かったんだろうなぁと察する。

だからどちらかと言うと、魔術と言うよりは、努力の結晶のような…なんだか頑張って勝ち得たというようなイメージの方が私は強かった。

私が思う伝え方に関する魔術というと、
行間で、言葉を使わずとも、聞き手や読者に何かを感じさせたり、考えさせたりするようなテクニックを思い浮かべる。

思っていたものとは違う本だったが、やはりどんな本からも学ぶ事は見つけることができるんだなと思った。
私は、私なりの伝え方の魔術というものを、考えてみたいと思う。

私はこうやってどうにかnoteの毎日更新を続けてきてはいるけれど、まだまだ自分の言いたいことばかりで、伝え方を考えようと言うところまで頭が回っていない点は本当に反省すべき点だし、申し訳なく思っている。
もう少し、私の心が動くままに、このnoteの更新をさせていただいて、私は私にしかない特徴を自分で気付いていきたいと思っている。

そしてそこから見つけたものを発展させることで、誰かから求められるものと、私が発信できること、その2つが絶妙にマッチするものを探したいと思う。

相変わらず構想ばかりが先を行くので、実現にはまだ少し時間がかかると思うのだけれど、確実に私は私の夢の実現へと前進していると確信している。
根拠のない自信かもしれないが、それで前を見据えていられるのであれば、それもまたよかろうじゃないかと思う。

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