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前野隆司「幸せに働くための30の習慣 社員の幸せを追求すれば、会社の業績は伸びる」

・本書は、ウェルビーイング(幸せ、健康。心と体と社会の良い状態)について研究する著者が、
◇個人が幸せに生活するためのコツ(習慣)
◇個人が幸せに働くコツ(習慣)
◇チームで幸せに働くコツ(習慣)
について30の項目にまとめた1冊。

・著者の幸せの研究でわかっていることは、
◇「やってみよう」(やりがいや主体性、目標が明確であること)
◇「ありがとう」(つながりと感謝の因子)
◇「なんとかなる」(前向きで楽観的であること)
◇「ありのままに」(人の目を気にせず、自分らしくいること)
の強い人が幸せな人。つまり、やる気とチャレンジ精神と自分らしさにあふれた人である。
・また、幸せな従業員は、創造性が高く、生産性が高く、欠陥率が低く、離職率が低いこともわかっている。社員が幸せな会社では、利益が多く、会社価値も高く、株価が高いという研究結果もある。
・そして、幸せな人は健康であることもわかっており、幸せな人は不幸せな人よりも7年から10年程度、長寿であることも知られている。

幸せに働くための30の習慣(一部)
習慣01「ご機嫌そうな人」を装う
・単純なもので、幸せそうに振る舞っていると、人は本当に幸せになる傾向がある。
・たとえ気分が落ち込んでいたとしても、元気そうにしているだけで気分は晴れていくのだ。
・最も簡単なものの一つは、「笑顔」になること。笑顔になるだけで自己肯定感や幸福度が高まり、さらには免疫力も高まるという研究結果がある。
・無理にでも口角を上げれば、「自分は幸せなんだな」と脳が騙されてくれるわけである。
・逆にいえば、ブスっと機嫌が悪そうな表情をしている人は、自分を幸せな状態から遠ざけているともいえる。ぜひ口角をあげてニコッとスマイルする癖をつけることを著者は勧めている。
※笑顔でいることと同様に、「あること」も重要視」しているが、詳細は本書をお読みください。

習慣06 「一人じゃない」と思える時間を持つ
・「孤独な状態」は幸福度の低い状態である。大切なのは、孤独感を放っておかないこと。孤独の最中にいるとき、人は自分に価値がないと思い込みがち。
・誰かと会って5分会話をするだけで、人は幸福度が上る。もっと言えば、会話はなくても、人と空間や時間を共有している感覚があることが、孤独感をなくすためには大事なことなのだ。
・「人と会う」ことは大事なことだが、「一人でいること=孤独」というわけではない。ひとりご飯や一人旅などを楽しんでいればそれは「孤高」なのだ。
・幸福度を下げる孤独とは、寂しいと感じたり、一人ぼっちだと感じたりする状態のことである。
・孤独感を減らす方法とは、「誰かに会う」ことが全てではない。さみしい気持ちがあるのであれば、それは孤独を感じているのかもしれない。「人と一緒にいる=孤独ではない」とは限らないことを知っておくこと。
※一人で孤独を解消する方法について書かれているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「幸せに生きるために必要な10の習慣」「幸せに働くために個人ができる10の習慣」「幸せに働くためにチームができる10の習慣」という章で構成されており、
◇通勤時に◯◯を通る
◇「◯◯」を気軽に試す
◇◯を持って、お互いを信じて尊重し合う
◇「◯◯」な気持ちに目を向ける
◇◯◯な人を褒める
など、幸福度がグンと高まる30の習慣が紹介された内容となっている。

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