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鬼塚祐一「50歳ですが、いまさらNISA始めてもいいですか?」

・本書は、登録者数11万人超の投資YouTubeチャンネルを運営し、お金の運用の専門家である著者が、「投資経験ゼロの50代の方がNISAで効率良く資産を形成する方法」について解説した1冊。

・著者は、投資に関するプロのアドバイザーとして、「50代以降から投資を始めるのは全く遅くはない」と伝えている。なぜなら、著者は数多くの成功例を実際に目にしてきているからだ。
・本書では、著者の知っている成功例6人が取り上げられている。1人目は、「57歳から投資を始めた61歳の医療従事者」である。
・この方は投資を始めて4年半になり、家の資産総額が1億円、利益が2000万円以上になったとのこと。開始当時は投資経験ゼロで、人生で初めての投資だった。
・ネット証券を利用しており、投資額が大きく、NISAの上限枠を超えているため、非課税枠を超える分は特定講座(通常の証券会社の口座のこと)で運営しているそう。
※ご本人、ご主人、娘さんの3人で投資をしているが、その内訳ならびに、残りの5人の成功例については、本書をお読みください。

・50代以上で投資を始めて成功した人々が採用していた「手間暇がかからない投資法」には、
①分散投資
②長期投資
③リバランス
という3つの特徴がある。
・「まず分散投資の設定をしたら、あとは年に1回リバランスというものを行い、その後は長期的にほったらかしにしておく」というワンセットをおこなうだけ。これが「手間暇がかからない投資法」である。
・必要なものはリバランスに使う電卓だけなので、スマートフォンの電卓アプリさえあればできてしまうし、わざわざ準備しなくても計算が得意な人なら暗算でもいい。
・このリバランスに必要な時間は、「1年に10分だけ」。これならどんなに忙しい人でも投資ができるのだ。
※「手間暇がかからない投資法」の基本的な考え方や詳細については、本書をお読みください。

・本書では、「手間暇がかからない投資法」の他に、「じぶん年金戦略」という方法が紹介されている。これは、「老後も運用を続けて資産を増やしていきながら、必要な分だけお金を取り崩していく」というもの。
・例として、3000万円の資金を毎月10万円ずつ、ただ取り崩すのと、「日本株式・外国株式・外国証券」の4資産に均等分散をし続けて、同じように取り崩しながら生活をした場合、同じ25年後であってもただ取り崩すのと均等分散投資をした場合、1200万円程度の資産が残るという結果が「取り崩しシミュレーション」というもので表れた。
・「じぶん年金戦略」を採ることで、資産寿命をグンと延ばすことができるようになる。
・また、シミュレーションのような毎月10万円ずつではなく、さらに取り崩す金額を減らせば、資産寿命はもっと延びることになる。
※「じふん年金戦略」の詳細については、本書をお読みください。

・本書は、「50歳からNISAを始めても手遅れではありません!」「新NISAって何がお得なの?」「なぜ、『50代以降は投資なんてやめておけ!」と言われるのか?」「着実に資産が増えていくNISA活用術」など合計6章で構成されており、
◇NISAを始める前に必ず知っておきたい「〇〇」のすごい効果
◇50代以降は投資をしてはいけないと言われる根本理由
◇投資には「〇〇」や「〇〇〇」があることを意識しよう
◇新NISAで注意すべきポイント
など、50代に必要な投資の情報を収録し、50歳からNISAの始め方をわかりやすく丁寧に解説した内容となっている。

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