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城村典子「本を出そう、本を出そう、出したらどうなった?」

・本書は、数々のベストセラー著者のデビューに携わり、現在は出版相談窓口・出版エージェントの会社を経営する書籍編集者の著者が、
◇すべての人が出版できる理由
◇なぜ出版が社会貢献になるのか
◇出版業界の仕組み
など、本を出したい方の背中を押してくれる1冊。

・「本を書く」「出版する」とは、読者(社会)のためになる本を制作して、売るということ。出版社は、読者が本を買ってくれることで収益を上げて、会社活動をしている。
・著者は、「すべての人が本を書いて出版するとよい」と思っている。それは、人が持っている経験・ノウハウ・知見・価値観(思想)・ビジョン(理想)は、その人の中にあるだけでは、「価値」になりにくいからだ。
・個人の才能はひとりで活動する時にも役立つものの、仕事のような社会環境の場と才能の活用によって、その才能の価値が変わる。
・自分のもっている才能や個性を、「読者のためになる本」というフォーマットにすることによって、「読者のためになる本」というフォーマットにすることによって、「読者のためになる本」ができるだけでなく、著者自身が自分の才能や価値に気づき、それを社会に還元できる実感を得られる、という効果が大きいのだ。
※「すべての人が出版できる理由」「出版を実現している著者の中で、成功している方々の共通点」についても述べられているが、詳細は本書をお読みください。

・本を出したい方は、まず「出版の仕組み」を知ること。一般的に「出版」には、「商業出版」と「自費出版」がある。
・「商業出版」とは、書店に並んでいる一般的な本のことをいう。一方、「自費出版」とは、本を出したい人が出版社に自費で制作を発注し、作ってもらう本のことである。
※本書の中で「本を書く」や「出版」と言っているのは「商業出版」のモデルのことを指している。
・それぞれの出版スタイルにメリット・デメリットはあるので、どちらがよいとから悪いとかではない。まず、そのビジネスモデルを理解することが必要である。
・この本で商業出版の話をしているのは、商業出版の方が著者の自己実現を達成しやすいから。その理由は、商業出版の方が自費出版に比べて社会性が高いことに尽きるからだ。
・「本を売らなくてはいけない」ということは、すなわち「読者に支持されなくてはいけない」ということ。つまり、「読者に喜ばれる本をつくらなくてはいけない」のだ。
※「どうすれば読者に喜ばれる本を作ることができるのか」など成功する出版の秘訣について述べられているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「あなたはチャンスに気づいていないだけ…かもしれない」というプロローグから始まり、「見たい未来を、言葉にしよう」「出版界の人たちに興味をもとう」「本を出そう、時代を創ろう」「出版する人を幸せにしたい」という章で構成されており、
◇「〇〇〇〇〇」は成功への道しるべ
◇オリジナリティは「〇〇〇〇」から
◇編集者の仕事とは
◇本の出版で傷つく人、活躍する人
◇だまされてみると見える世界
など、出版業界(本の世界)が理解でき、本を出すために必要なことが紹介された内容となっている。

「自分の本を出してみたい!」という方はご一読ください。

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