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SHOWKO 「私らしい言葉で話す 自分の軸に自信を持つために」

・本書は、ミラノ、パリ、中国など活躍の幅を世界に広げる陶芸家で、工芸の哲学を活かしたコーチングなど、「いま」を生きる人々の人生を心地よく幸せにしていく事業に注力している著者が、「私らしい言葉」を身に付けて、人生を豊かにするためのヒントを紹介した1冊。

・言葉には、
⚪︎思考するための利器
⚪︎情報伝達の手段
⚪︎世界を変える原動力
という三つの役目がある。
・「思考するための利器」では、私たちは、言葉を使って考えている。本を読んで脳内で文章が再生されたり、人と対話したしたり、アイデアを練ったり、何かに感情が動くとき、私たちは無意識に使って、想いや考えを巡らせている、ということを解説している。
※「情報伝達の手段」「世界を変える原動力」の詳細は本書をお読みください。

・感性のある人は「私らしい言葉」で語ることを大切にしている。なぜなら、言葉はいちばん身近にある、感情や価値観を表現できる手段であるからだ。
・たとえば、営業マンが商品をお客さまに勧めるとき、言葉で商品の魅力を伝える。単純な商品説明なら、マニュアルさえ覚えれば誰でもできるが、その商品がお客さまの未来をどのように変えるのか。それを説明する心に響く表現は、マニュアルを覚えるだけで身につけることはできない。
・「自分は同じことをできないけど、その人を応援したい。その人の描く未来を一緒に見たい。」という思いがら人を能動的に動かすのだ。
・そして、人を動かすには信頼を得ることが必要である。信頼を得るために、自分の経験から培われた「私らしい言葉」が必要なのである。

・「自分の言葉」を得るには、あなただけのオリジナルの《言葉の原石》を見つけること。《言葉の原石》とは、「自分の言葉」や表現を生み出すもととなる、自分らしさ、自分の軸、自分の思想のなかに眠っている。《言葉の原石》を掘り出せるかどうかは、いままで心の中でどれだけ自分の経験を熟成させてきたかが関わってくる。自分らしい感情や思考をかゆいところに手が届くような言葉で言えたとき、さらに深く自分が理解できるのだ。
※経験と向き合う方法、内省の技術については、本書をお読みください。

・良いアウトプットをするためには、本を読んだり、映画を見たり、勉強したりなどして、質の良いインプットをして、自分をよく内省し、良いアウトプットにつないでいくことが大事。その環境をつくるために、
①物を減らすこと。
②自分を俯瞰する時間を取ること。
③習慣にすること。
という三つの段階を著者は紹介している。
・①は、「家のなかが、洋服や本、さまざまな物で溢れていると落ち着かず、いろんな情報が常に目に入ってくるので、気が散るかもしれない。」ということを解説している。
・つまり、部屋の散らかりは、精神の散らかりである。心が疲れていたり、ざわついていたりすると、部屋も不思議と散らかってくる。
・心地よい空間をつくるためには、苦労しなくても物をさっさと片付けられ、どこにあるのか探さなくても物が見つかる状態を目指すこと。
※①が終わり、場所が整ったら、②、③へと続くが、詳細は本書をご覧ください。

・本書では、「軸がある人は「私らしい言葉」の価値を知っている」「自分と向き合えば「私らしい言葉」が起動しはじめる」「感性のある人は「私らしい言葉」で世界を捉えている」「「私らしい言葉」を持てば人と深くつながる」「「私らしい言葉」で自分を認め、世界に心を開く」という章で構成されており、自分にとっての「私らしい言葉」を探るきっかけとなる内容が紹介されている。「自分軸を持ちたい」「自分の言葉や感性を磨きたい」という方はぜひご一読ください。

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