見出し画像

【PR】チャコ「キャバレー」

・本書は、昭和五十年代が終わろうとしていた銀座の街を舞台に、キャバレーの世界に飛び込んだ主人公「チャコ」がさまざまな人たちとの出会いや経験をした28の物語が収録された小説である。
・チャコは十九のとき、仕事をやめたばかりで会社の寮を出なくてはならず、街中で手にした求人誌を手に取りパラパラとめくったところ、「時給二千円」「夜六時から十一時」「寮付き」という文字が目に飛び込み、「銀座キャバレーロサンゼルス」で働くことになる。
・「チャコ」という源氏名は、初めて接客したお客から「樋口久子(チャコ)に似ている」と言われたことがきっかけでこの名前になった。
・「チャコ」という名前はおじさまに親しみやすいようだったし、お客さんから「ゴルフやるんですか?」などと会話が広がるので、「チャコ」という名前のおかげで随分救われたとのこと。
※チャコがキャバレーで働く前のお話(一般企業でタイピストに就いていた時から退職するまで)が収録されているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、28の物語が収録されており、「清楚な女の子を演じていたが、アイドルになるという夢が崩れ、ぶりっ子でいつも平気で客の膝にのってくるような軽い女」「バツイチで赤ちゃんを育てながら働くママさん」などの同僚のホステスとのお話や、「モデルスカウトと称した男性に、声をかけられ、身の危険を感じるといったハラハラするお話」など、キャバレーだけでなく、キャバレーの外で起こったエピソードも描かれている。
・また、チャコの男にまつわるお話もあり、
◇キャバレーのチーフ
◇お客として来た美容師
◇はとバスツアーで出会った農家の青年
◇「キャバレー王」という異名を持つ会長
◇歌舞伎町でナンパされた二人組の男性
など、さまざまな男性との恋やハラハラするエピソードも収録されている。
・本書は昭和五十年代末期に、著者が19歳の時に銀座でホステスをしていた著者の実話を基にした小説である。当時の時代を過ごしたことのある方は懐かしむかもしれない。また、昭和五十年代を生きていなかった今の若者には、少々刺激が強すぎるかもしれないが、「この時代にこんなこともあったんだ!」と衝撃を受けるかもしれない。
・物語の結末にさしかかると、キャバレーで働いてから1年以上が経過している。チャコはどのように変化していったか、そして目指す先についても結末で触れているが、詳細は本書をお読みください。

#瞬読アウトプット #1分書評 #ヒーロー出版 #チャコ #キャバレー #小説 #PR
Amazonはこちら
https://amzn.to/49Ii2Pa

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?