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松本秀男「さだまさしから届いた見えない贈り物」

・本書は、大学卒業後、学校のOBであった歌手さだまさし氏の制作担当マネージャーを務めた後、家業のガソリンスタンド経営→損害保険会社(AIG)の代理店→(一社)日本ほめる達人協会を経て、現在は株式会社まさしの代表取締役専務として、さだまさし氏の片腕として活動する著者が、45年もの付き合いのあるさだまさし氏から教わった「見えない贈り物」について著者とさだまさし氏とのエピソードを交えて紹介した1冊。

・著者が高校1年生の時、所属していた部活の落研はさだ氏のファンクラブ化しており、先輩は全員女子であった。
・ある時、先輩女子からさだまさし氏の住所を教えてもらい、さだまさし氏に年賀状を送ると、「久しぶりの男子部員で嬉しい。遊びに来い。電話よこせ」というさだまさし氏の年賀はがきが届き、はがきに書かれた電話番号に電話したところ、さだまさし氏の家に呼ばれ、クラスメイトと共に伺ったことが、著者とさだまさし氏との出会いである。

・著者が大学を卒業し、さだまさし氏の事務所に入った頃、ドキュメンタリー映画『長江』がヒットするも、制作費がかかりすぎ、28億円の負債を背負うなど、さだまさし氏の事務所は一番の逆境にあった。
・厳しい経営判断の中で、さだまさし氏が出した結論は、「あきらめない」だった。
・28億の借金が自分の肩に乗っかっていても、「ま、いーか」という出来事から感情を切り離す言葉で、一度チカラを抜くのだ。
・起こってしまったことに変わりはない。悩んでも焦っても、悩んでも不安に思っても変わりはない。どうせ重たい借金を返していくのなら、重たい感情だけ背中から下ろしてしまおう、というものだ。
・「ま、いーか」で一度すべてを受け入れて、「〇〇〇」で、前を向いて歩き出し、気分を切り替えて、笑顔で立ち上がるさだまさし氏の姿に著者はかっこいいと感じたそう。
・さだまさし氏が28億円の借金を返し終えたのは、それから20数年後ことであっあ。
※「〇〇〇」に入る言葉については、本書をお読みください。

・本書は、「人を大切にする心」「不思議なご縁」「自分の在り方」「かけがえのない小さな幸せ」という章で構成されており、45年以上親交を結ぶ著者とさだまさし氏の関わりから得た心に残る気遣いや言葉といった「見えない贈り物」について紹介された内容となっている。
例として、
◇二〇文字のプレゼント
◇口癖は「やりなさい」ではなく「やってみようぜ」
◇信頼すれば信頼が返ってくるし、疑えば疑いが返ってくる
◇最短ルートが最良ルートとは限らない
◇人の期待を超えるには、自分の期待に応えていけばいい
などがある。
人生につまづいた時や立ち止まっている時に、本書を読めば、一歩先に進むきっかけになるかもしれません。

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