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堀裕紀「パワポ師直伝 資料デザインの魔法 素早く作り、正しく伝える」

・本書は、コンプレックスである「話下手」を克服するために資料作成を自身の経験を元に「資料術」として展開し、シンプルで早く作る資料術を「資料作成で悩む人たち」に向けてX(旧Twitter)等で情報発信するパワポ師の著者が、見た目も中身も一発OKの資料をつくることができるパワポの「魔法」の数々について紹介した1冊。

・著者が考えるよい資料とは、
「早く作れて、わかりやすい、目的が達成される資料」である。
・その目的を達成するためには、「デザインが必要か?アニメーションが必要か?」を考えていくこと。
・資料だけを見るのではなく、本来の目的を見据えて、資料がツールとして最適な役割を果たす「よい資料」になるように作ること。
・資料を早く作るには、まず資料を作る目的を明確にする必要がある。何を作ろうと悩む時間は、しっかりと構成を考える時間にあてること。そひてもちろん、実際に資料を作るソフトを使うことに慣れているかどうかも重要である。
・ただ単に操作ができるだけでなく、機能をしっかり把握し、使い方を工夫することで、同じ資料でも作成スピードは大きく変わってくるのだ。
・資料を作成する際、必ず読んでいただく、または見ていただく相手がいる。その相手に、できるだけ早く理解してもらうことが資料として非常に重要である。伝わりやすい構成や理解しやすいシンプルなデザイン、誤解を与えない表現を心がけること。
※「資料のわかりやすさのポイント」など、魔法を使う心得の詳細については、本書をお読みください。

・資料作成が苦手な人は、資料作成のステップを考えずに、本来踏むべき手順を飛ばしてしまっている。
・資料作成の基本ステップは大きく分けると「決める」「考える」「作る」の3つになる。
・価値のない資料は「ゴミ同然」である。何を伝えたいのか、何が書いてあるのかわからないような資料であれば作るだけ時間の無駄である。
・一方で、基本をステップに従って作り込まれた資料は、たとえデザインがいまいちだとしても、相手の行動を促すよい資料になるのだ。
・資料作成の3つのステップの中で一番おろそかにされがちなステップは「目的を決める」ことである。
・「その資料の目的は何ですか?」という問いに答えられない場合が非常に多く、最初にちゃんと考えたつもりでも、作成に入った途端に忘れてしまったり、作成者とチェックする人が複数人いる場合は、この目的が共通化されていないがために「作り直し」が発生するときもあるのだ。
・目的が明確になっていれば、どこまで作り込むべきか、何を入れ込むかが明確になり、より伝わる構成にかける時間を確保することもできる。
※この問題を解決する魔法の問いが紹介されているが、詳細は、本書をお読みください。

・本書は、「資料作成の考え方 魔法を使う心得」「資料作成前の準備 価値を高める魔法」「スライド設計 流れを作る魔法」資料デザインの基礎 わかりやすく整える魔法」「作り込みの準備 素早く作る魔法」「コンテンツの表現 正しく見せる魔法」「全体を整える #魔法を使ったスライド例 」という章で構成されており、資料作成の考え方から作成方法まで、本当に必要なパワポの魔法を詰め込んだ内容となっている。
※本書には、資料作成の基本要件シートや手書きシートといった特典も収録されています。

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