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前野隆司、平本あきお「アドラー心理学×幸福学でつかむ! 幸せに生きる方法」

・本書はトップアスリートなどのメンタルコーチとして活躍する平本あきお氏と幸福学研究の第一人者である前野隆司氏が52の具体例と仮想問題をもとに幸せに生きるためにはどうすれば良いかを解説した1冊。
・アドラー心理学は「どうしたら人は幸せになるのか」に注目する。
①どうしたら解決できる?
②どうしたら幸せになれる?
にフォーカスするのがアドラー心理学の特徴。
・アドラー心理学の中核は共同体感覚(仲間感)である。
⒈自己受容
⒉他者信頼
⒊貢献感
の3つが高ければ高いほど、共同体感覚が満たされ、人は幸せに感じる。
・主体的に行動している人は幸福度が高い。所得や学歴より、自己決定度の高さが幸福度を上げていく。
・「夢を叶える練習」として、
①自分でしたいことを意識的に決める
②実行したら「できた」としっかり認識する
というプチ成功体験トレーニングを推奨している。
・「対人関係の問題がすべて」と言い切ると、問題が解決しやすくなる。

・幸せな性格を育む子育ての実践例として、「仲良くしなさい・ガマンしなさい」と言わないようにする。「仲良くしなさい」では自立心は育たず、「ガマンしなさい」できょうりょくする力は育たない。子育てと教育に必要なのは、
①自立=自分でできる、自分はこうしたいと思えること。
②協力=まわりに助けを求めたり、考えや意見の違う人と折り合いをつけられること。
の2つである。
・本書では、「アドラー心理学の基礎と目的」、「人間の性格の成り立ちと子育ての技術」勇気づけとアサーションの実践例」というカテゴリーを中心に、幸せに生きるための具体例ならびに実践方法が収録されている。

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