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片柳弘史「日々を生きる力 あなたを励ます聖書の言葉 366」

・本書は、マザー・テレサから神父になるように勧められ、現在は山口県で教会の神父、幼稚園の講師、刑務所の教誨師として働く著者が、聖書から取り出された言葉の断片が366(うるう年も含めた一年分)集められた1冊。

・聖書の言葉には、不思議な力がある。ほんのわずかな断片に触れただけでも、心が静かに落ち着いてゆくのだ。

あなたを励ます聖書の言葉366の事例(一部)

1月1日 生きる

生かすためにこそ
神は万物をお造りになった。
世にある造られた物は
価値がある。
(知1・14)

神さまがわたしたちを造ったのは、
わたしたちを生かすため。
難しく考えるはありません。
生きてさえいれば、
それだけで十分に価値があるのです。

1月22日 まっすぐ生きる

神は人間をまっすぐに造られたが
人間は複雑な考え方をしたがる
(コヘ7・29)

人間の心は、愛に向かって
まっすぐ進むように造られています。
あれこれ理由をつけて、
愛に背を向けることがありませんように。
どんなときでも
まっすぐ愛を生きられますように。

2月4日 信頼の力

お前たちは、立ち帰って
静かにしているならば救われる。
安らかに信頼していることにこそ力がある。(イザ30・15)

自分の力でどうにもならないことは、
騒がず、静かに受け入れましょう。
信頼して安らかな心で待つなら、
とんなにひどい嵐も、
やがて過ぎ去ってゆくでしょう。

3月18日 あきらめない

わたしをお遣わしになった方の御心とは、
わたしに与えてくださった人を
一人も失わないで、
終わりの日に復活させることである。
(ヨハ6・39)

何度失敗したとしても、
神さまがわたしたちに
愛想をつかすことはありません。
大切なのは、わたしたち自身が
自分に愛想をつかさないことなのです。

4月18日 乗り越える力

何をどう言い訳しようか、
何を言おうかなどと心配してはならない。
言うべきことは、
聖霊がそのときに教えてくたさる。
(ルカ12・11-12)

苦しみがやってくるときには、
必ずそれを
乗り越えるための力も与えられます。
いまから心配する必要はありません。

7月3日 正直に生きる

沈黙して主に向かい、主を待ち焦がれよ。
繁栄の道を行く者や
悪だくみをする者のことでいら立つな。
(詩37・7)

するべきことを怠けたり、
人を利用して自分だけ得をしたり、
そんなことばかりしていて、
幸せになれるわけがありませんり
裏表なく、正直に生きる。
それが最も確かな幸せへの道です。

7月25日 本当の美しさ

容姿や背の高さに目を向けるな。
わたしは彼を退ける。
人間が見るようには見ない。
人は目に映ることを見るが、
主は心によって見る。
(サム上16・7)

外見よりも大切なのは、
目には見えないその人の心。
人間を本当に美しくするのは、
その人の心に宿った愛なのです。

・本書では、「共に担う」「恵みを育てる」「愛の輪」「柔らかな心」「たとえ話」「隣人とは」「復讐は神の手に」などタイトルのお話から、わたしたちの心の奥深くにまでしみこみ、迷いや恐れ、不安を取り去り、わたしたちの生きる力を呼び覚ます言葉が収録された内容となっている。

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