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福光佳奈子「体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200」

・本書は、会社員時代に梅酒が大好きになり、梅酒作りを開始し、果実酒や野菜酒、ハーブ酒などレシピ数を増やし、15年間で300種類以上のレシピを開発する薬用酒レシピ開発者の著者が、200種類の薬用酒レシピや効能、食材の選び方、おすすめの飲み方など、薬用酒の魅力を余すことなく書いた1冊。

素材選びについて
・フルーツ、野菜、ハーブなど、生の食材を漬ける場合、旬のものを漬け込みたいもの。旬の食材は一年の中でもおいしさはいちばんで栄養価が高いからだ。
・完熟したフルーツや野菜は食べるとおいしいが、薬用酒で使用すると、雑味が出やすくなる。なので、完熟より少し前のものを使うこと。
・また、とれたての新鮮なものは味や香りが強いので、手に入れたら早めに漬け込むことが大切。野菜やフルーツの表面に傷があれば、その部分は避けること。傷などから濁りや雑味が出ることがあるからだ。
※野生のもの(花や葉・きのこ・フルーツなど)を利用するにあたり注意すること、乾燥のもの(ドライフルーツ・ドライハーブ・スパイスなど)の利用法についても触れられているが、詳細は本書をお読みください。

・果実酒の基本として、「梅酒」が紹介されている。梅酒をつくるのに必要なものは、
《大びんの場合》
保存容器…4L
青梅…1kg
氷砂糖…300g
ホワイトリカー…1.8L
である。
・工程としては、
①アク抜き
②水けをふく
③へたをとる
④氷砂糖の準備
など7つのプロセスを経て完成する。
・漬けた後、1年後からが飲みごろである。
・味は「さわやかでほのかな甘み」があり、梅酒の効能として、「疲労回復・リラックス効果・風邪予防・便秘解消・下痢防止・食欲増進」が挙げられている。
・飲み方としては、「ストレート・ロック・水割り・お湯割り・炭酸割り」と飲み方はいろいろできる。甘味は控えめなので、好みでハチミツや黒砂糖など加えるなど、味わい方もさまざまである。
※梅酒の素材(青梅・お酒)の選び方や漬け込み時間、何年ものの梅酒を目指す際のワンポイントアドバイスも書かれているが、詳細は本書をお読みください。

・本書では、「素材選び・ベース酒・糖類・副材料・保存容器・容器の消毒・漬けた後のコツ・お酒作りたいでやってはいけない"NG"行為」といったお酒づくりにおいて欠かせない重要なことがはじめに記載されており、その後に「果実酒(いちご酒・さくらんぼ酒・オレンジ酒・りんご酒・バナナ酒など)」「野菜酒(しょうが酒・トマト酒・わさび酒など)」「花・ハーブ酒(ジャスミン酒・ハイビスカス酒・バラ酒など)」「お茶酒(ウーロン茶酒・ココア酒・緑茶酒)」「薬用酒(クコの実酒・シナモン酒・高麗人参酒など)」「その他のお酒(アーモンド酒・かつおぶし酒・カルメ焼き酒など)」といった200種類の自家製酒の作り方が紹介された内容となっている。

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