井上新八『「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる! 続ける思考』
・本書は、某出版社の元社長に「本のデザインをしてみない?」と声をかけられたのをきっかけに、独学でブックデザイン業をはじめ、現在は年間200冊の本をデザインするブックデザイナーで習慣家の著者が、
◇ジョギング25年(雨の日以外は基本毎日)
◇手書きの日記22年(欠かさず毎日)
◇朝のストレッチ2年半(毎朝起きたら)
など、26個以上のことを継続しておこなうなどを実践する方法や、無理なく続くシンプルな習慣術について解説した1冊。
・著者が、「続ける」ことができるのは、
①続ける「仕組み」を考えることが楽しい
②続けるを「コレクション」するのが楽しい
③続けることで自分が「変化」するのが楽しい
からだと考えているからだ。
・「仕組み」でゲームデザインして、実際それをプレイしてクリアしていく、という仕組みをつくる作業がとても楽しいとのこと。
・また、記録することで、続いたことが形になっていき、記録によって達成感が生まれていく。
・「続ける」は「記録」することでコレクション化していくのだ。
※著者が「続ける」ことの最大の喜びについて解説したり、「正しい努力」よりも大事なことを提案しているが、詳細は本書をお読みください。
・気持ちいいやり方を自分で見つけるために必要なことは、「自分で解き方を発見すること」だ。
・そのためには最初から効率を求めすぎないことが必要であると著者は考えている。
・まずは1回、自己流でやってみて、やり方を自分で考えていくこと。
・自分で解き方を見つけると、応用力が生まれる。そして、自分で解いたやり方は、やったこともないことにチャレンジしてみたくなったとき、「あのやり方が使えないかな」と、別のことに応用が利くのだ。
・それが身につくと、かなりいろんな困難に立ち向かえるようになっていく。
・ピンチとチャンスに強い思考が自然に磨かれていくはずだ、と著者は本書で語っている。
※「続ける」意識を自分の中で芽生えさせる簡単な方法が紹介されているが、詳細は本書をお読みください。
・本書は、『「継続は趣味」、わたしが「続ける」ことが好きな理由』「続けることへの「苦手」をなくす」「続けることは「仕組み」がすべて」「続けることで「やり抜く力」は身につく」『続けるだけで「自分は変わる」』「続けることで「夢中になれること」を見つける」『続ける中で「見つけたもの」』という章で構成されており、
◇絶対に続く究極のやり方
◇「◯◯◯の力」を利用する
◇「楽しい」は「ラク」ではない。
◇継続を阻む最大の敵は「◯◯◯◯◯」
◇◯◯だと思ったらチャンス
など、20年以上かけて「続ける」の実験と検証を繰り返した著者の習慣メソッドが紹介された内容となっている。
私も1270日以上、毎日1冊の本の紹介をしたり、5年以上手帳を書き続けていますので、本書の内容に共感したり、まだ継続できていないことについてはぜひ参考にしたいと思った本でした。
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