伊藤麻美「科学で証明するパワーストーン入門」

・本書は、難病発症を機にクリスタルヒーリングに出会い、現在は世界中のライトワーカーやバイヤーとのコミュニケーションを大切にし、スピリチュアルの奥深さの探求や、エシカルな天然石の流通に協力し活動を続ける著者が、パワーストーンの効果を最大限に活かせる正しい使い方について紹介した1冊。

・パワーストーンと呼ぶのは、日本だけ。諸外国では基本的に天然石と呼ぶ。外国のクリスタルショップでパワーストーンと言っても通じない。
・パワーストーンは、欧米ではクリスタルやミネラル、ジェムストーンと呼ばれることが多く、パワーストーンショップはクリスタルショップと呼ばれるのが一般的。

・鉱物を使って、私達の心身のバランスを魔法のようにコントロールしながら生活することは、信じ難いかもしれないが、きちんとした学習と訓練で、ある程度可能になる。
・自分に合う石とは大きく分けて、
①自分の良くない部分を改善して良い方向に導いてくれる石
②自分のバイブレーションに似ている石
③自分の潜在的、または無意識下に持っている良いバイブレーションを活性化してくれる石
の3つに分けられる。
・①の自分の良くない部分を改善してくれる石は、ある意味自分の良くない部分と向き合ったり、不得意な部分と向き合う作業になったりする。
・②の自分に似ている石は、自分のバイブレーションに非常に近いバイブレーションを持っているので、居心地が良く共感性がある。そのため違和感がなく、落ち着く、安らぐといった感覚を持つのだ。
※①、②ならびに③の詳細については、本書をお読みください。

パワーストーン一覧(一部)
①インカローズ
・インカローズは、古代インカ帝国時代"まやかしの石"と呼ばれ、この石を胸元につけると目の前の男性は魅了されてしまう、といい伝えられており、天然石の中でもセクシャリティーに特化する力が強い石である。
・肉体的作用として、セクシャリティーを高め、フェロモンを活性化し、男女共にホルモンの分泌を促進する。
・精神や感情面においては、自信や強い心が湧いてくる。決めたことを達成する勇気や、過去を切り捨て、執着や依存心を捨てる強い心が湧いてくる。
・セクシャルな魅力に自信がない、育てたい。望むことを恐れず進む勇気が欲しい。他人の目を気にせず自信を持って生きたい。自立した強さが欲しいといったときに使うのをオススメしている。

②エメラルド
・エメラルドは、癒しと慈しみを育む精神をもたらし、真の幸福を得る「叡智の石」と呼ばれらコロンビアのムゾー鉱山から多く産出される。
・肉体のエネルギーレベルでの癒しや、胃の重さや喉の詰まりの解消、呼吸器を楽にするといった効果があり、精神面においては、これまでになかった思考パターンが出てきて、一段階上のレベルで物事が考えられる、感情の起伏がすくかくなるなどの作用がある。
・愛情関係に不安が強い。他者との関係に一喜一憂し気分が振り回される。人や物を大切に育て愛する精神を持ち高めたい。寛容的でありたいなどの状態のときにオススメしている。
※①、②について気をつけるべき注意点があるが、詳細は本書をご覧ください。

・本書では、「パワーストーンとは何か」「補完代替医療としての天然石」「世界で行われている物理的、科学的研究」「パワーストーン(クリスタル)の魅力と種類」「天然石が補完代替医療となるプロセス」「天然石のヒーリングプロセス」「自然のエネルギーを味方にする」「天然石を選ぶ時の注意点」「パワーストーンとチャクラ」「パワーストーンデータ事典」「知っておきたい天然石Q&A」という章で構成されており、パワーストーンの歴史、海外と日本でのパワーストーン(天然石)の捉え方の違い、パワーストーンの効果とその概要など、パワーストーンの基本が集約された内容となっている。

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