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なにおれ「31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす 僕たちが見つけた質素で最強の生き方」

・本書は、1991年生まれで、会社員として働きながら質素倹約生活と副業をはじめ、その自身のライフスタイルをまとめたブログをスタートしたところ、月に10万人に読まれる人気ブログとなり、Twitter、Instagram、YouTubeでは生きづらさを抱えてある人のヒントとなる情報を発信する著者が、自身の経験を通じて、社会で生きづらさを感じている人が、自分らしく生きられるようになるまでの方向を指し示す「コンパス」として、「豊かに生きるとは」「お金の不安を解消する方法とは」について解説した1冊。

・著者の過去5年の年間生活費は、
2017年=約240万円
2018年=約180万円(転職)
2019年=約140万円
2020年=約100万円
2021年=結婚して2人で200万円=1人当たり年間100万円(月8.3万円)
2022年=上半期(1〜6月)を終えた時点で約80万円
であり、毎年使うお金の額が減っている。この右肩下がりの生活費を実現できるように努力してきたことこそが、著者が自分らしく生きられるようになった最大の要因でもある。

・著者はお金を使えば使うほど、苦しくなったそう。
・「お金を持っていること」と「お金を使うこと」は全くの別物である。お金持ちだからといって、必ずしもお金をたくさん使って暮らしているわけではない。そして、お金をたくさん持っているからといって、必ずしもお金をつかなわければいけないわけでもない。それどころか、お金をたくさん使って暮らすことには代償がある。その代償とは、生きるために働いて稼がなければいけないお金が多くなる、ということであり、「生活のための労働」といったほうがわかりやすいかもしれない。
・本来、お金を使うことは、豊かに暮らすことが目的のはず。それがいつの間にか、「いまの暮らしを維持するには、仕事で多少いやなことがあっても我慢するしかない」という状態に変わる。
・この「生きるためにはやりたくない仕事を続けるしかない」という「選択肢のない状態」こそが、生きづらさの正体である。同時に、自分らしく生きられない根本的な原因でもあるのだ。
※いまの仕事がやりたくない仕事だと自覚していても、辞められずにいる方が多いと思うが、その背景には「お金の不安」があるはず。その「お金の不安」の正体の詳細については、本書をご覧ください。

・少ないお金で暮らすことを「質素な暮らし」と私たちは呼んでいるが、質素という言葉の意味を辞書で引くと、「飾りけがない」「贅沢しない」といった意味になり、粗末な暮らしをイメージするかもしれないが、「質素」と「粗末」は決定的に違う。
・粗末とは物事を雑に扱うこと。一方、質素とは贅沢しないがゆえに、あるものを大切にすることであり、真逆の意味なのだ。
・ありふれた日常の中に豊かさを感じる最大のコツは、「自分が大切にしたいものだけを大切に扱うこと」だけであると著者は考えている。
・「なんでもかんでも大切にせず、大切にしたいものを大切にすること」という発想をすることが著者は質素な暮らしであると考えている。
・自分が大切にしたいと思えないものをていねいに扱ったところで、心は満たされない。それどころか、どうでのいいものまで大切にしようとかけた時間や手間は、苦痛の種になり、自分が苦しくなるだけなのだ。だからこそ、自分が本当に大切にしたいものだけを大切にする必要があるのだ。

・本書では、「少ないお金で暮らすから、自分らしく生きられる」「生活自給スキルを磨けば豊かに暮らせる」「やりたくない仕事を辞めると、楽しく暮らせる」「お金を貯めるから、理想が現実になる」という章で構成されており、「いくら稼ぐかより、いくらで暮らすか」「必要なことは80点を目指すことだった」「なんでもないことをお祝いする」「やりたくない仕事は期限を決める」「他人の芝生が青く見えたときの対処法」「そもそもお金って一体なに?」「副業より先に節約をやるべき理由」など、質素で自分らしく豊かに生きる方法が紹介された内容となっている。

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