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ロッコ『「当たり前」を手放したら、人生が豊かになった フランスでやめた100のこと』

・本書は、海外在住16年で、現在フランス人の夫と共にリヨンに住み、Instagramにて「フランスでやめたこと」をテーマに、写真と共に毎日の暮らしを発信し、2023年5月現在、3.5万人のフォロワーがいる著者が、フランスでの生活、フランスで出会った人たちがきっかけで手放した「常識」や「固定概念」100個について、著者がどんなふうに「当たり前」を手放して自分らしく生きられるようになったかを、「私」(著者)というフィルターを通した写真と共に紹介した1冊。

フランスでやめた100のこと(一部)

001 朝活
・20代の著者は、「早起きして語学勉強、自己啓発のための読書」と、とにかく朝が命だった。
・フランスで働き始めて意識しているのは、「その日やるべきことを、その日に終わらせる」という、とても単純なことである。
・また、1日の作業量が多すぎるときは、朝活や残業でこなせばいいと考えるのではなく、優先順位をつけて、やらないことを決める。
・朝の時間もビッシリ使う選択もできるが、日中の働き方を少し見直すだけで、自分を整える、または家族と過ごす時間へと変換することができる。
※著者は現在、朝活をしていない。早く目覚めた日に何をしているかについては、本書をお読みください。

015 睡眠を削る
・ある日、著者のフランス人の友人が「日本は世界で一番寝ていない国」という新聞の記事をメールで転送してくれたことがある。
・著者は中学受験をしたので、小学校高学年から塾に通い、21時頃に帰宅をしており、社会人になってからは、仕事も残業1時間は定時内、終電まで働くことも職種によっては珍しいことではなかった。
・しかし、フランスではどちらも考えられないこと。なぜなら、世界的に睡眠不足による集中力・判断力・記憶力の低下やストレスなどが認知されているから。
・著者の子ども(小学生と幼稚園児)は、平均10時間以上の睡眠、周りの友人たちは平均7時間の睡眠、週末ならもう1時間ベッドでゴロゴロしているだろうと著者は語る。
・勉強も仕事もベストコンディションで行うほうが、いい結果を出せるのではないかと著者は考える。

025 年齢を気にしすぎる
・日本とフランスの女性の魅力を語るときに、大きな違いがひとつある。それは「年齢」である。
・日本はアイドル文化にも代表されるように、「若さ」に価値があるが、フランスは若さは美の要素のひとつかもしれないが、絶対ではない。
・さらに、「女性おワインは一緒」と言われるように、年数を重ねるほど味わいが増すと考えられている。
・実際に、フランスのマダムは、知識や経験が豊かであり、身なりも話し方も品がある。そして、ひとつひとつの言葉の選び方や、会話の内容からも知性を感じることができる。
・著者は、フランスのマダムとの会話で自分の青さを痛感し、社会や世界の動きに敏感でいること、文学やアートに触れることを習慣化するなどしていき、しみやそばかすを隠すことではなく、素敵に年齢を重ねていきたい、と思っている。

・本書では、著者が、フランスでやめた100のことについて、「生活習慣」「ものの見方・考え方」「家族のこと」「お金事情」「人付き合い」「生き方」の6つの章で構成されており、「見栄を張る(008)」「新品にこだわる(033)」「家族を理由に諦める(049)」「美容にお金をかける(052)」「友達100人(073)」「ママ友に執着(083)」「しっかり者のお姉ちゃん(096)」といった項目が著者の「私」というフィルターを通した写真共に紹介された内容となっている。

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