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安田修「中学3年生の息子に贈る、学校では教わらない「お金の真実」金融マンから起業家・投資家になった父が、最愛の息子に書き遺した「お金のノート」

・本書は、起業コンサルタント、作家、起業家、個人投資家として活躍し、中学3年生の息子がいる著者が、火星探査のメンバーに選ばれ、火星に行くことになった父親の残したノートを見て、お金について学び、成長するという物語を通じて、実際に子どもが気になる、知りたいお金の話について解説した1冊。

・お金は、長く持っていると少しずつ価値が下がる。世界は何十年もの間、デフレ(世の中のモノやサービスの価格(物価)が継続して下がる)が続いていたが、ここ数年で、完全にインフレ(価格が全体的に継続して上昇する)に突入した。
・モノの価格は「需要と供給」で決まる。あるモノをほしいという人が多ければ価値が上がるし、いらないと思われたら価値は下がる。あらゆる価格は売り手と買い手の綱引き、市場(マーケット)で決まる。
・だからお金の量が増えれば、お金の価値が下がるのだ。ほしがる人の数が同じでも、供給が増えると手に入りやすくなるからだ。
※今回のインフレは通常のものとは違う。通常とはどのような違いがあるのか、お金の知識がある人の利点、モノの値段が上がっても余計な苦しみを感じないためにどうすればよいかについての詳細は本書をお読みください。

・給料が高いか低いかどうかは、
◇誰もやりたがらない
◇他の人にできないが必要な仕事
をしているかどうか(需要と供給)で決まる。
・難しい試験問題で高得点を取れたから、きっと複雑な仕事もミスなくやってくれるのではないかと期待するから学歴には価値がある。
・実際には、よい大学に行っているからといって、仕事の面では優秀な人とは限らないが、複雑な問題にあきらめずに挑んでくれて、うまくやろうと努力することを知っている人なのではないかと期待して、会社は学歴の高い人を雇って高い給料を払っている。
・だから会社が高学歴の「頭のよい」人を雇いたがるのは、合理的だといえる。
・勉強が苦手ではないならしっかり勉強しておいて、高学歴を手に入れることは学生にとっても合理的だということになる。残酷な話をしているようだが、これが世の中の仕組みだ。
※どのような投資をしておくことが、人生を豊かにするのか、もっとも有効な経験とはなにかについても述べているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「『お金』ってそもそも何者なの?」「『働く』ってどういうこと?」「『会社』って作れるの?」「『投資』って儲かるの?」「『詐欺』とは?悪い大人にだまされないために」「明日からできること」という章で構成されており、
◇お金はどういった指標であるのか
◇勢いのあるスタートアップ企業にない、大企業の強みとは?
◇お金の稼ぎ方には4種類あり、自由になれるのは2種類だけ
◇投資の正解とは?
◇本書で語る「財産」とは?
など、子どもも大人も知っておきたい一生モノのお金に困らない話が、「高校生が父親に渡されたノートを見てお金について学び、成長する」という物語を通じてより理解できるようになった内容が収録されている。

◇お金に振り回されたくない人生を歩みたい
◇豊かな人生を過ごす術を知りたい
という方は本書をご一読ください。
※本日(5/30)発売の本です!

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