7日目 “お好もんじゃ”とみたらしかぼちゃ
本日の献立
【朝】
白米玄米、だし巻き玉子、玉ねぎとわかめの味噌汁
【夜】
白米玄米、お好み焼き(豚、エビ、餅)、大根サラダ、かぼちゃの煮物、豆腐オクラわかめの味噌汁
朝:弱火でじっくり玉子焼き
朝は5時45分に急いで起床。
先日のカレーで残った玉ねぎを使い味噌汁を作りつつ、いつもの玉子焼きをぱぱっと焼く。
めんつゆとマヨネーズを混ぜたシンプルな味付け。
時間はないが、常に弱火でとろとろに巻き上げるのが自分のこだわり。
(もちろん時々イラついて強火で炙ったりもする)
朝の一品を考えるのに使うエネルギーは極限まで省きたい。眠いし。
当面は玉子焼きを日によって少し味変したり、作り置きしたおかずを出したりして乗り切ることとしよう。
夜:キャベツ+餅+エビ=?
夜。
冷蔵庫を開けると、速やかに消費したい野菜や、使いかけで放置され居心地の悪そうな食材がいくつかあった。
すぐ鮮度の落ちるキャベツ。
一度開封するとすぐカビが生える餅。
以前エビチリを作った際に残しておいた冷凍子エビ。
これはあれだ。お好み焼きしかない。
お好み焼きをメインに据えた献立を考える。
お好み焼き:長芋、エビ、豚肉、餅。大好物を惜しげもなくぶち込み最強の一枚を作る
大根サラダ:千切りにした大根に醤油、ごま油、みりん、砂糖をかける。鰹節を載せて完成
かぼちゃの煮物:夫のご実家から頂いたかぼちゃを使用。醤油、酒、砂糖、みりんでひたすら煮る
豆腐オクラわかめの味噌汁:これも夫のご実家から頂いたオクラを使用
まずはお好み焼き。
ボウルに小麦粉とすりおろした長芋を入れ、混ぜる。
とろろ大好きな私は誘惑に負けて規定量の3倍近くの長芋を入れてしまい、混ぜれど混ぜれどドロドロしたまま。
でもいいじゃないか。失敗しそうな感じしかしないが、とろろマシマシなんてどう転んでも美味いに決まっている。
だいたい混ざったら、葉をくるくる巻いて千切りしたキャベツを不安になるくらい大量に入れ、冷凍小エビをケチってほんの少しだけ散らし、さらに混ぜる。
これからお好み焼きを作るとは思えないほどでろでろした生地、完成。
油を引いたフライパンに豚こまを並べて焼き、色が変わったのを見て上から生地を載せる。
中に小粒餅を埋め込んで、じわじわと火を通す。
フィーリングで「もうそろそろか」と思ったらフライ返しで裏表を逆転させ、反対面にも火を通す。
フライパンがだいぶ熱されてアチアチなので、オモテ面よりも焼く時間は短め。
そうしてできた(と思われる)お好み焼きを大皿にでんと盛る。
十分に固まっていないが、ひっくり返せる程度の形は保っている。また一つ、不思議な物体を生み出してしまった。
試食した夫がひと言「お好もんじゃだね」。
さすが、言い得て妙だ。お好み焼きともんじゃの間くらいな固まり具合。
「小麦粉をもうちょっと入れればよかったんじゃない」と言う夫。
すまん。私はこれくらいの生地のゆるさ加減、むちゃくちゃ好物だ。美味しすぎる。
今後もわが家の食卓には“お好もんじゃ”が出没するかもしれない。
ところで先日、夫の実家からかぼちゃを頂いた。
夫のご両親はよくお野菜を分けてくださる。いつもオクラや茄子をたくさん頂いて助かっている。
今回のかぼちゃも早めに美味しい状態で食卓に出したい。そう思い、今日の献立に追加する。
まさか頂き物のお野菜で失敗するわけにもいかないので、クックパッドの名レシピを参考に作る。
気になる黄金比率は「醤油・酒・砂糖・みりん各大さじ2」。
お砂糖はお菓子作りの時に使うグラニュー糖しかないが、さほど変わらないと信じて代用する。
鍋に黄金比率で合わせた調味料たちを入れて火にかけ、沸騰してきたら角切りしたかぼちゃを入れる。
鍋が大きかったため、調味料が足りずかぼちゃが十分に浸らない。
新たに作って足すのもめんどいので、菜箸でこまめにひっくり返しては各面を浸ける。
あとは落とし蓋をしてただただ待つ。
できあがったかぼちゃの煮物を口に入れた夫がひと言。「みたらしだ…!」
お好もんじゃの中の餅と一緒に食べ、「みたらし団子だ!!」とゲラゲラ笑う。
どうなることかと思った本日の夕食作り、なんとかなった(?)ようで一安心するのだった。
※この後の皿洗いが本当の地獄の始まりだということに、気づかぬふりをして……
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?