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社会人になって「とりあえず3年」が過ぎた話

コロナウイルスの感染拡大を受けて、
すっかりと街の様子も様変わりしてしまいましたね。
おうちウィーク、時間を持て余している衣笠楓です。

突然ですが、
社会人になるとよく耳にするであろう
「とりあえず3年」
この言葉にどんな印象を持っていますか?
今日は、私なりにこの言葉の意味について考えていきたいと思います。

3年以内に仕事を辞めることは悪なのか?

「とりあえず3年」
この言葉に出会ったきっかけ、
それはズバリ「会社を辞めたい!」と思った時でした。

【新卒 転職】【1年目 辞める】【転職 1年目】
などなど社会人1年目にして
検索履歴にはそんなワードが散乱していました。
知恵袋などで同じ悩みを抱えて質問している人もたくさんいました。

とりあえず3年も経たずに会社辞めるって、
そんな奴どこの会社に行っても通用しないだろw

大体、こんなコメントばかりなんですよね。
まるでナーバスになっている心に追い打ちをかけるように。
「自分は社会人に向いてないのかな。社会人として失格なのかな。」
そんな気持ちにすらなることもありました。

この春、私は新卒で入社した会社で働いて4年目を迎えました。
今思い返して、改めて当時の自分にかけてあげたい言葉
それは・・・

3年待たずに辞めたかったら辞めれば良い。

「とりあえず3年」という言葉が、
もし足枷になって苦しんでいる人がいるのならば
辞めてしまって良いと思います。

心を壊してまでやる仕事は無い。
パワハラやセクハラ、その他ハラスメント・・・
そんな余計なものに耐えながらやる仕事は無い。
ましてや、死にたくなるほどまでやるべき仕事なんて、無いです。

たとえ3年以内に仕事を辞めたとしても、悪ではない。

3年以内に辞めていった友人も沢山います。
みんな、当時より幸せそうに楽しそうに過ごしています。
就職先だって、第二新卒という枠があるくらい若手の需要は大きいです。
だから、思い詰めるくらい辞めたいという人がいたら
私はその背中を押してあげたい。

それでも「とりあえず3年」頑張りたい人へ

3年頑張ったら、何があるのか?
きっと気になるのはこの問いに対する答えだと思います。
答えは、

社会における自分のポジションを俯瞰して見られるようになる。

べつに3年間で特殊なスキルが身に付いたとか、
そういったものはありませんでした。
でも、
社会における自分のポジションを俯瞰して見られるようになりました。
このような言い方をすると少し分かりにくいと思いますが、
もう少し分かりやすく言うと

もし転職するとしても、足りないものが見えてきた。

これって社会人の3年間という時間の経過を辿ると
たしかに合理的だったりするんです。

社会人になって1年目から3年目を振り返ってみると
1年目→仕事や環境に慣れることで精いっぱい
2年目→仕事に慣れてきて自分のことは自分で出来るようになる
3年目→余裕が出来て周りを見れるようになる

つまり、3年も経てば少し余裕が出来るんです。
それは時間の余裕かもしれないし、心の余裕かもしれない。
自分のことばかりになっていた時期より、
周囲に目を向けることが出来るようになるからこそ
目標を定めて、その目標に対して足りないものが分かるんです。

・改めて自分はどんな仕事がしたいのか
・自分が働く上で大切にしたいものは何か(収入?やりがい?)
・その上で転職するとしてどこまで通用するのか

これらを考える時間が出来るからこそ、
私はとりあえず3年、
今の会社で働き続けて良かったと思っています。

そのうえで、
今の会社に留まるも良し、
違う会社を志すことも良いと思います。

働き方は、人に決められるものではない。
これが
「とりあえず3年」
広告代理店で働いて私が感じたことです。

広告業界との出会いについては、また改めて。

いただいたサポートを、日々の原動力に変えて頑張ります! これからも言葉にすることを恐れずに。