見出し画像

人間の本質に組織はどう向き合うか

11.12.(木)

こんばんは。

今日は

6:00 起床
6:00-7:00 勉強
7:00-8:00 ミーティング
8:30-10:30 トレーニング
11:00-12:00 面談
14:00-15:30 病院
16:00-今 勉強

というスケジュールで過ごしています。今日はミーティングが一度だけということでかなり自由な時間が多かったので勉強がはかどりました。

これからnoteを書いて筋トレに行きます🔥

というわけで、今日はこの本からの学びと自分の経験を交えて話します。

正直に言って、この本めちゃくちゃ面白いので読んでない人はぜひ読んでみてください。

今日は今まで以上に真剣に書くので長くなるかもしれませんがぜひ読んでください!お願いします!


今日のテーマは「人間の本質に組織はどう向き合うか」です。


「人間の本質」とは一体何か。

考えたこともない問いですが、著者はこう述べています。
結論から言うと


「人間の本質」とは「自己保存」である

つまりどういうことかというと、
私達人間は本能的に「変化を嫌う」ようになっているということです。

ここで「緊張」を例に話してみます。

私たちは普段どういう場面で「緊張」するでしょうか。

人前で話す時や周りから注目を集めている時。もしくは何か新しいことにチャレンジしようとしている時かもしれません。

私のサッカーの具体例でいうと

私は、周りの選手が自分よりもレベルの高い環境に身を投じると緊張して、プレーがうまくいかなくなる。
その結果、自分は今まで通りのパフォーマンスが発揮されない。

という経験がよくあります。

これは、
自分のプレーが上手くいかなかった場合自分の信頼が消失してしまい、自分の周りの「環境」が変化してしまうことを体が恐れているから緊張するのです。

つまり

「緊張」とは自分が周りの環境が新しくなることへの本能的な抵抗・変化の拒絶

であると言えます。

つまり自己保存の1つの表れと言えます。


なぜ人間がこのようになってしまったかというと、それは狩猟採集時代に遡ります。

画像1

狩猟採集時代では獲物が取れないと生き延びることができません。(食料保存ができないため)
しかし、人間は今のところ、この山で獲物が捕れているが、
もしかしたら隣の山の方が獲物が多くいるかもしれないという場合でも、
隣の山には獲物が全くいなかったらどうしようという心理が働きます。
そういう獲物が捕れなかったら生きらないという極限状態を長い間過ごしてきたため、人間は変化することを嫌う「自己保存」という本能が強くなってしまうのです。

これは有名な本として「チーズはどこへ消えた」の話とよく似ています。

つまり私達の本能は変化を拒む「自己保存」であるという事実を認識しなければなりません。

そして、あらゆる組織に属する私達はその本能と向き合うことが余儀なくされます。

組織と個人の関係において

組織に属する全ての個人は、それぞれが取れるリスクの範囲内において
「自己保存」と「組織利益」の間でバランスをとっている

と著者は言います。

つまり図で説明すると

スクリーンショット 2020-11-12 19.08.11

スクリーンショット 2020-11-13 13.34.07

①の状態は組織のいい状態と言えますが、

組織が何か変化を起こそうとした時に、

この人間の本質を考えていない組織の個人はチームではなく個人を優先してしまう。


簡単な例を言うと

自分は〇〇した方が組織にとっても良いと思うが、自分にとってリスクがあるからやめておこうという心理です。

私の所属する組織でも実際にこういうことがありました。

私の所属する組織では、
コロナウイルスに感染しないために、あらかじめ行動規則が設定されていました。
しかし実際にはその規則を守ることない選手が発覚しました。

その時にその多くの選手は実際の行動を報告しなければならない際に虚偽報告をしました。

これも自分が本当の報告をすることで、
周りの環境の変化(周りからの信頼の喪失など)を拒む本能的な自己保存が働いた一種の行動であると考えられます。


組織としては健全化のコミュニケーション・健全な会話が生まれた方がいいのは当たり前ですが、
その自己保存という本能を無視してしまうと、それは難しくなります。


ではどうすれば、人間の本質に向き合いながら健全な組織を作っていくことができるのか。


それは

組織にとって正しい行動を取ることが、個人としての自己保存を実現できるように仕組みを変える

ということです。

具体的に話します。

例えば先ほどの例でいうと極端かもしれませんが

自分の虚偽の行動を報告することで、周りの環境が変わらないと考えると、
組織にとって正しい行動と自己保存が相反した関係性になりますが、


仮に虚偽の報告が発覚した時は組織から追放するとい言う
もしくは本当の報告をした人は心から信頼を寄せるというと、
「自分は組織の中にいたい」「信頼してくれるなら」という自己保存と組織として正しい行動は一致します。

ということです。


つまり私達は個人と組織の利害を一致させる仕組み・構造を作っていくことが大事となります。


つまりまとめると

私達は「自己保存」という人間の本質があります。

その本質を無視した組織は

組織として正しいことよりも個人が自分を守れるかどうかの言動を重視してしまい、組織として成果を残すことは限りなく難しくなります

つまり私達はその人間の本質を理解しないといけません。

そして人間の本質を理解して向き合い

組織として正しい行動と個人の利害を一致させる仕組みづくりをすることが、

組織として最高の出力を出せるのではないかと考えます。


今回は長いnoteになりましたが、読んでくれてありがとうございます!

何か学びがあれば嬉しいです。

今日も1日頑張りましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?