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今日は冬至ですよ!

今日12月21日は冬至です。

この冬至に、「ゆず湯」に入り、
「冬至がゆ(小豆がゆ)」「冬至かぼちゃ」
を食べる風習が日本にはあります。


1年の中で昼が1番短く、夜が1番長い日。
それが冬至です。 


冬至が過ぎれば昼の時間は徐々に伸びていきます。
つまり、冬至とは「太陽が力を取り戻す日」なのです。
古くから世界のいたるところで冬至を祝うお祭りがあり、冬至を1年の始まりとする暦も多く存在しています。ちなみに、クリスマスの原型とも言える行事も冬至を祝うお祭りでした。


※では、どうして「ゆず湯」に入り「かぼちゃ」を食べるのか?

ゆず湯


★ゆず湯
冬至にゆず湯に入る由来は、運を呼び込む前に体を清めるといった意味があったからだそうです。
昔は今と違って毎日のようにお風呂に入らなかったので、お湯に浸かる事自体がお浄めの意味があったようですが、そこにさらに香りの強い柚子を入れる事によって、邪気を払うといった意味もあったようです。 ゆず湯には体を温める作用があった他、厄除け(柚子は病気に強い木に成り、実が成るまで長い時間を必要とすることから、長寿祈願や無病息災の意味があった)の意味合いがあったとされています。
また、融通が効く湯治=柚子が効く冬至
といった語呂遊びの要素もあったと言われています。


★かぼちゃ(南瓜)
冬至は、一年でもっとも太陽の力が弱まる日ですが、以後は再び太陽の力が強くなる事から「一陽来復」と言って、この日を境に運が上向くとされていました。
そして、さらに運がよくなるようにと「ん」がつく物を食べていたのです。
これを「運盛り」と言うのですが、特に運盛りに食べられていたものは、れんこん、だいこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)です。
これらは「ん」が2つ入る物として好んで食べられていたとされています。
では、かぼちゃはどうなのでしょう?
冬至と言えばかぼちゃを食べるというのが当たり前のように刷り込まれていますが、かぼちゃには「ん」が付いていません。
これは、かぼちゃは漢字で書くと「南瓜」となります。
すなわち、なんきん、で「ん」が2つ付いているのです。
さらにかぼちゃは本来は夏野菜です。
貯蔵が効くので冬まで美味しく食べられるのもそうですが、元は南方から渡ってきた野菜である事から、夏や南は陽の気を持つものとして一年でもっとも陰(太陽の力が弱い日)に陽を多く含む物を食べるという意味もあるそうです。
だから、順番としてはゆず湯に入り、身体を清めて運を取り入れ安くしてから、かぼちゃを食べるのが良いようです。
まぁ、そうできる人ばかりではないでしょうけどね。


さぁ、今年もあと11日!!
もうひと頑張りしましょう(^O^)/


~参考資料~
https://sk-imedia.com/touji-3587.html

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