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恵方

恵方とは、歳徳神(としとくじん)と言う、
神様がいらっしゃる方角の事を指しています。

歳徳神(としとくじん)とは、
年の初めに祀る神様で、その年の福徳を司っている神様です。


その年その年で向く方向が違って
昨年はどこだったっけ?今年はどこ?など
毎年違う方向で一体いくつの恵方が存在するのかと思っている人が多いか
そんなことも気にしていない人が多いかでしょう( ´艸`)


特に関東ではそんなに馴染みのない行事で
ここ最近になって定着してきたためわからない人のほうが多いと思います。


簡単に言ってしまうと恵方とは4つの方角しかないのです!

その年の恵方を決めるのに使っているのが、

■十二支(じゅうにし)■
子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥
(ねうしとらうたつみうまひつじさるとりいぬい)
■十干(じっかん)■
甲乙丙丁戊己庚辛壬癸
(こうおつへいていぼきこうしんじんき)
なのです。

十二支に比べて知名度は少ないと思いますが干支とはこの十干・十二支を合わせたもの。


先述のように恵方は十干によって決まっています。

●甲(きのえ)・己(つちのと)・・・東北東やや右
●乙(きのと)・庚(かのえ)・・・西南西やや右
●丙(ひのえ)・辛(かのと)戊(つちのえ)・癸(みずのと)・・・南南東やや右
●丁(ひのと)・壬(みずのえ)・・・北北西やや右

もう少し細かく言うと
十干と西暦の下一桁と恵方の関係は次のようになっています。
●甲(きのえ)の年(下1桁が4)……寅と卯の間…甲の方角(75度・東北東微東)
●乙(きのと)の年(下1桁が5)……申と酉の間…庚の方角(255度・西南西微西)
●丙(ひのえ)の年(下1桁が6)……巳と午の間…丙の方角(165度・南南東微南)
●丁(ひのと)の年(下1桁が7)……亥と子の間…壬の方角(345度・北北西微北)
●戊(つちのえ)の年(下1桁が8)…巳と午の間…丙の方角(165度・南南東微南)
●己(つちのと)の年(下1桁が9)…寅と卯の間…甲の方角(75度・東北東微東)
●庚(かのえ)の年(下1桁が0)……申と酉の間…庚の方角(255度・西南西微西)
●辛(かのと)の年(下1桁が1)……巳と午の間…丙の方角(165度・南南東微南)
●壬(みずのえ)の年(下1桁が2)…亥と子の間…壬の方角(345度・北北西微北)
●癸(みずのと)の年(下1桁が3)…巳と午の間…丙の方角(165度・南南東微南)
※微東・微西・微南・微北というのは分かりやすく言うとやや右ということです。

2021年の干支は
辛(かのと)丑(うし)
です(^O^)

なので、今年の恵方は
南南東
やや右
ということになります。

『やや右』
が付くのには理由があります。
西洋式の16方位と中国式の24方位のズレがあるためです。
中国式で決まる恵方を、西洋式で正確に表そうとするので、

『やや右』
と付け加えられるのだそうです。

※それでもどっちだかわからない人にはこんな便利なサイトが!!

★恵方のわかるサイト
http://senrioka-info.net/0_s-info/ehou.php

恵方とは・・・
陰陽道で、
その年の福徳を司る神である
「歳徳神(としとくじん)」がいる方向の事
をいいます。


また、恵方は「明きの方(あきのかた)」や「吉方」とも言われ

その方向に向かって事を行えば「万事に吉」
とされています。

年の初めにその歳の恵方にある寺社にお参りすることで

その年の幸福を祈願する
「恵方詣り」
という風習はこういったところからきています。

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