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多数決は一番最後、の法則


みなさん元気ですかー?

私は、梅雨のせいか日々眠いです。笑

最近、選挙ありましたね。

住民票を地元から移してから

初めての都知事選で

うわぁ、都民なんだ。

って実感した田舎者でした。

色々、調べて、最後まで悩んで投票しましたが

ふと思い出した話があるので話しますね。


小学生の時、
計画委員会っていうものに入ってたんです。

上級生が集まる小学校の生徒会本部的な

立ち位置で、

校内のイベントを企画・運営する係です。


そこで、物事を決める時

「じゃあ、多数決で決めよう」

と、言うと先生が

「多数決は一番最後。」

って言うんです。

その先生が言うには、

多数決を取ると、

どうしても少数派の意見が反映されないで

決定してしまう。

最後まで、話し合って両者や両案の

いいところを融合できないか、
間を取ることはできないか、

議論を尽くした上で、
どうしても期限的に決めなければいけない時や

決められない時に多数決を使おう。
と言うのです。


確かに、そう言われてまた話し合ってみると、

案外折り合いがついたり、
その案は次の機会にしよう、など

上手く進むこともあるんです。

まぁ、小学生が決めることなので

そんな難解なことじゃないかもしれないけど、

子供の頃に純粋に心に入ってくることって

意外と人間として大事なことを

おさえてるかなって思うんです。

この話に関心した私は

「多数決は一番最後の法則」として

大事に記憶していました。


今思えば馬鹿げてるけど、当時流行った

「マツケンサンバを踊る会」
って言うイベントの企画書を書いて

校長先生に持っていって、
OKもらって昼休みに開催したり

かと思えば、NG出る企画もあったり

でも、ダメな理由も納得するように

説明してくれる校長先生だったので、

大好きでした。笑

どんなイベントも

校内の問題もみんなで話し合って

いいアイディアの出る瞬間が気持ちよかったのを覚えています。



小学校を卒業して中学に入った私は、

ここでショックを受けます。

学級会とかで議論になる時、

「多数決は最後の法則」

が使えなくなったんです。


いくつもの小学校から進学してくる形だった

私の中学校には、
いろんな地区の人たちが集まっていました。

議論の度、いつもすぐ多数決になるのです。

理由は、

多数決で決めることに慣れてた人が多かったのと、

議論をしてアイディアを出したいと思うほど
関心がない

といったところだったと思います。

そういう年頃ですよね。

もうちょっと、考えようよって提案したら

めんどくさい奴だと

思われるのがオチでした。


それでも、
生徒会に入り、生徒会長もやりましたが

政治家になりたい!

なんて、思ったのはほんの一瞬の夢で


他人はそう簡単に動かない。

みんな関心がない。


って思ったのが私の中学の3年間でした。


まあ、その後堕落した高校生活から大学を経て

自分のコミュニティだけにでも何か還元できれば、、、

と思いコミュニティイベントをやっている今ですが

世に大きく、広く行動を働きかけたりしている人をみると尊敬します。

相当タフなお仕事だよなぁ。




話は戻り、今回選挙で圧倒的な差で勝利したのは小池さんですが、

多数決では拾いきれない少数派の意見も

拾ってくれるような活躍を願いたいところです。

東京都の人口から考えても、少数とは言えどなかなかな数のはず。



投票率が55%と聞いて、低いなぁと思いましたが

まず、関心がないんだよねきっと。

でも、忙しくて期日前も行けないよって人もいたのかな。

どちらにせよ、人を動かすってなかなか難しいことですね。

これが、ビジネスや駆け引きなら

投票に行けば、あなたの好きな芸能人に会えます。

◯円あげます。なんてしたら投票率上がるのかもしれないけど

それじゃあねぇ、、、



ふと、子供の頃の思い出を思い出したこの頃でした。


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