武田地球
わたしが書いたエッセイ
わたしが書いた詩
ヤマダ電機には何でもある だから諍いは起こらない 朝はホームベーカリーでパン コーヒーメー…
四月の終わりにちかい 桜の花はもうとおい あっというまに一日を消費して 気づけば空をみてい…
顔もわすれたし、声もわすれた 名前に至ってはもともとしらないし、借りた本もどこに置いたか…
女は思い出したように レモンパイを焼いた なんとなくだ いのちにはそれ以上の事情が表明され…
大阪のミャンマーはやたらに生真面目な青年で、直立不動がよくにあう。まいにち夜の公園で詩を…
マルちゃんはたかいところに住んでいる あれがスカイツリーなんだよ ときどき神さまが降りてき…
窓の近くに立っていた、ときどきライチの名を呼んだ、花がよく咲く家だった ライチは空想上…
ある晴れた日曜日の朝 みうらくんにでんわをする ちきゅうさん、僕は今、 自転車でイオンに…
じぶんでつくった会社をたたむことにした、長い間したお仕事を辞めることにした、 じぶんの一…
詩がうまいからうらやましかった、一度だけ、山の上の詩人の集まりで、会ったことがあった、わ…
わたしの原風景のひとつ、いまよりさらに無茶をしていた時代、古いアパートでのふたり暮らし、…
うちの猫はさみしがりで、トイレにもお風呂にもついてくる、わたしは大人の人間なのにさみしが…
Twitterを急にやめてから、心配をしてくれたり、だれだかわからないけれど、ここを見にきてく…
むかし、一緒に住んでいた人が全知全能になった。その人はとても頭のよい人で、もともと考え込…
数年前に専門学校に通っていた。基本的には通信教育なのだけれど、ときどきスクーリングの授業…
ある日、道端でおじいさんをみつけた。おじいさんは歩けなくなって座りこんでいて、とても疲れ…