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絶望はせめて美しく在ってほしかった

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黒歴史と思い出を文字にしたもの
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2020年7月の記事一覧

「アゲハ蝶」の世界をどうしようもなく羨んでいた12歳の頃の話

「アゲハ蝶」の世界をどうしようもなく羨んでいた12歳の頃の話

12歳の頃にポルノグラフィティの「アゲハ蝶」に衝撃を受けた。

歌詞がとにかく新しい。
「君が好きずっと変わらないこの気持ち」のような詞しか知らなかったので、旅人だの詩人だの戯曲だの、冷たい水をくださいできたら愛してくださいだのの言葉の選択にひたすらに驚いたのである。
自分の脳の未だ触ったことがない場所を激しくノックされたような感覚だった。

それと同時に、芸能人というのはなんて格好いいんだろうと

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32歳腐女子側だった頃の話

いま話題となっている「32歳腐女子」の記事を読んで「ああ、当時の私だ」と見につまされる思いをした。
正確には腐女子ではないのだけれど、年齢不相応の子どもっぽさというのが同じなのである。

知り合いには一度も話したことがない当時の事をここで全て書いてみようと思う。
長くなりそうだ。

年齢不相応人間、爆誕2012年、23歳になる年のことだった。
私は就職先が決まらないまま大学を卒業し、就活浪人になっ

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