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フリーランスに生きようと決意した本 資本論二冊

目的

資本主義の特徴や弱点が知りたいと考えて、問題を抱えてるとき、個人の努力で変えられるものか、資本主義の大きな潮流として諦観して他に集中した方が良いのか、その判断のスピードや正確さが上がると思いたい。

二冊

薄い本で、数式もあるものの、文章量も少なく、簡単そうに見えた。1時間あれば見れるだろう。

こちらも読みやすそうだ。

主人公が歯痒くも生存のために利益を増やそうとする、資本主義の龍の一部になってゆく様がよく表現されて、

まとめ

どちらも数式が出てこなくて、分かりやすいです。難しそうな専門書の印象を払拭してくれる良い入門書といった雰囲気です。

労働者をピンハネする事で経済が成り立っているという部分を強調していたのは両作品共通しています。

さらにいえば、不景気は必ず起こり、その時には労働者が犠牲になります。かつては会社を解雇されるのは死活問題だったのでしょうから、不利な契約でも労働者は会社にしがみつくしかありません。

ただそれだけでは、フェアに映らないというか、現在は個人が経営まで扱える時代でしょうから、経営者の視点も欲しいところ。

その点、漫画で読破版は、経営側の苦悩もよく示してくれていまして、労働と経営の立場が混ざり合う現代の人の営みにも通じる部分なのかなと、最後まで主人公に共感を得ながら読めました。

サラリーマンは辛い生き物です。変化にも弱く、自分の時間を持つことも難しい。不景気だって経済の代謝のためには必要で、忠誠を誓っても自分の為にならないのであれば、同じ会社にしがみつく理由は無いように思えました。

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