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星と歩く、たまにコケる…キロンの奇跡を待つあいだ

キロンの奇跡
キロンの奇跡のあと、二歳児はお花が欲しかった話

という経緯で、私は現在頭の中で二歳児と同居しているのであるが、これより前に比べると格段に生きるのが楽になった。PMS発生時はだいぶグズるので手を焼くけれども、それ以外は割と穏やかなのだ、この二歳児。

いろいろと変わった点はあるけれども、最も大きいのは“人に対して構えなくなった”こと。特に仕事関係のような、一定ラインの関係性を長く続ける人たちに対して「ここまではOK、ここからはアウト」のような線引きが、格段に楽になったのだ。

この間久しぶりに会った某社の営業の人に、「あれ氷紀(仮名)さん、随分雰囲気変わったねえ……?」などと言われてしまった。
ファッションやらメイクやらの話ではない。というか、ここ半年ほど顔のアトピーが安定してくれなくてファンデもまともに塗れてないし仕事着は会社指定だ。体重はちょっと増えたかもしれない(計ってない)けど、物理的にはほとんど何も変わっていない。

以前なら、変わった、などと言われると「えっ私なんか悪いことしたかな」と反射的に思ってしまったものだが、今は「うん、そうだね」くらいの感覚で受け止めることができた。私には私の好きな距離感で人と付き合う自由があるのだ……ということを、ようやく思い出した感じである。

そういう、“人との距離を適性に保つ”技術について書かれた本は大量に存在する。古典的なものから最近はやりのものまで合計すれば、本当に山が築けるくらいには存在すると思う。でも今回、私はその種の知識には頼っていない。頭の中で泣いてる二歳児をなだめていたら、気がつけばそうなっていたのである。

心理学的にどういう作用でこういう結果になったのかはよく分かってないのだけれども、占星術上で言えば、やっぱりキロンの力かな、と感じている。

冒頭の二本の記事ではトランジットのキロン、今現実の空で巡っているキロンの力を借りた話を書いた。今回はネイタルのキロン、自分の中にある“痛みと癒やし”の力について書こうと思う。

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