星と歩く、たまにコケる…キロンの奇跡
占星術において、キロンは『トラウマ/傷/癒し/高度医療』の象徴である。……へ? と思う方、結構いると思う。何で傷と癒すものを同じ星が担当しているのか、と。
結論から言ってしまえば、
『傷がなければ、癒すという体験は得られないから』
である。傷そのものであり、その傷を癒すもの。それがキロン。
これは私の考えだけれども、基本的に、人間は出生図を生ききるようにできているようなのだ。出生図にとても力のあるアスペクトを持っていて、なのになにもせずぼんやりしていたら、その星の力があらぬ方向に暴発することがある。特に天王星・海王星・冥王星のトリオが大暴れしている場合は。あと火星土星のハードとか。
キロンも例外ではない。
ぼんやり放っておいたキロンは、ただただ痛む傷でしかない。
だからまずは包帯を巻こう、と私はこちらで書いた。日常を送る為に、傷の手当てをするのは必要なことだ。(武装までするかは必要性次第だけど)
キロンそのものを何とかしようとするのは結構大変で、でもたまにキロンそのものの強度を上げちゃう人もいる。
私の知る限りにおいて、キロンのもたらすものが痛みであった場合、出生図の力だけ……つまり自分で生まれ持ったものだけで対処するのは、ちょっと難しいことが多い。だから私は『手当てをすること』を対処として挙げたのだけれど、実はもう一つ、キロンの叫びを現実世界で形にするという方法がある。
これを極めたパターンが所謂キロン芸(キロンの象徴する要素をアートに昇華する)なんだけれども、実はこれ、心構えがあって時期さえ掴めば、割と誰でも可能なのではないか……という現象に出くわしたのだ。しかもつい先日。
という訳で、今回はそれについて書いてみたいなぁと思ったのだけれど。
性質上、どう頑張っても己の恥を晒す羽目に。
しかも半分以上、己の身の上話ではないか。
(そりゃそうだ)
……なので、書くのにだいぶ勇気が要りました。
私と直接面識がある親族友人知人その他の皆様へ、お願いがあります。
この記事、可能な限り見なかったことにしておいてください。
たとえ占星術上のキロンに興味があっても読まないことを推奨します。
面識ある人から以下の記事に関する感想などを頂いた場合、占星術的な質問以外には反応しませんので、あしからずご了承ください。
(占星術的な質問であれば、可能な限り考慮します……)
いや本当……楽しい記事じゃないので……。
てめえの恥をさらすような話を、それでも何故敢えて書くのかといえば。
キロンのもたらす痛みと奇跡について、とても分かりやすいケースだと思うからです。
あと、こうして、私を直接は知らない人に対して書くことで、このケースが完結するからです。
付き合ってやろうという方は、以下からどうぞ。
先に申しあげておきますが、長いです。本当に長いです。
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