見出し画像

就活について

就活は人生の別れ道だと思う。
まだあれから1年も経ってないけど、そう感じる。

別に本気じゃないけど、たまに転職サイトを覗くことがある。
職務経歴書云々、エージェントと面談するだけで新卒じゃ要らなかった資料が色々と必要で、やはり新卒はハードルが低かったんだなと思った。

企業のどこを重視するかは人によって様々だろうけど、待遇と育成制度はバカにできないポイントだと思う。

自分はどちらも大して重視していなかった。
結婚でもしない限り20代のうちは安月給でいいだろうと思っていたし、人に育てられなくても自分で育ってやると思っていた。
大手でコンサバな企業に入って安定したキャリアを得るより、中小でも尖った企業に入って、新人のうちから裁量の大きい仕事がしたかった。

その決断が合っていたかどうかはまだ判断できないけれど、特にお金については自分の想像力が不足していたと感じる。

大手企業に入った友達と遊んでいると金銭感覚の違いを感じずにはいられない。
友達が毎月泊まり旅行に行けるくらい余裕があっても、自分は映画を観ていたら無くなってしまう。
覚悟の上で就職したけど、少し堪えるものがある。

だからといって、待遇最優先で就活していたらそれはそれで後悔していただろう。
別に大手じゃなくても、1000万プレイヤーになりたいだけなら今の世の中色んな選択肢がある。
とはいえ「何を仕事にするか」を無視して仕事を選んでも、心理的に満足できるとは思わない。

「大手で待遇が良くてホワイトで、自分のやりたいことができる会社」

多くの就活生にとって、理想の企業とはこんな感じじゃなかろうか。
大手であれば育成制度も充実していることが多いだろうし、ある程度理に適った考え方だろう。
でもそれだけの理由じゃ、働き出しても80%の満足感しか得られないように思う。
80%を100%にするためには、自分の価値観と向き合って、自分なりのロジックで職選びした上で働かないといけない。
すなわち「待遇も育成制度も仕事内容も」と同列に考えず、何を1番仕事に求めるか、優先順位を決めなきゃいけない。
その結果として得た職ならば、きっと後悔はしないと思う。

俺が今、高待遇の大手を羨望の眼差しで見てしまうのは「隣の芝生は青」く見える原理だと思っている。
今の場所から見れば青く見えるだけで、実際その場に立っても地面が青いとは限らないのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?