オーストラリアの教育、療育事情 息子の自閉症スペクトラム
こんにちはデュークです。
オーストラリアの教育、療育の現場、普通学級の娘と特別学級の息子の教育についてザックリ綴ります。
オーストラリアの教育
宿題
オーストラリアの小学校は、宿題が少ない、ほぼ無い。
先生のポリシーや、公立、私立によって違うかもしれないが、本当に少ない。
担任は本格的な勉強は中学校からだから、小学生には宿題は出さない。と言ってました。
娘が「私の学校は宿題が無いからラッキー❤️」と言うので校長や学校の教育方針で宿題を出さないのでしょう。
唯一あるのは読書!単語や文章力をつけるのに読書は良いと思うけど、娘はいつも漫画を借りてくる。本をたくさん読んで欲しいけど「漫画から学ぶ事ってあるよな」とは思う。
教科書
教科書は無いです、プリントだけ。
しかも、そのプリントも見た事が無い🤣
教科書がないと家で予習とか復習が出来ないし、させたくないのか?
ノートもプリントも学校に置きっぱなしだし、学期末に持って帰って来るけど、「それって、どうなの?🤔」
とにかく、子供が学校に持って行くのは弁当だけです😁
授業
教科書は無いし、授業で使ったプリントも持って帰って来ないので学校で何をしているのか、さっぱり分からない🙄
タブレットを使った授業もあるし、コンピューターの授業ではネットのイジメについて習ったりもしてます。デジタルネイティブ世代の授業は面白そうですね。
娘が言うには、学校は楽しいらしい。科目によって先生が替わり、授業は先生次第だけど、楽しい授業が多いらしい。
因みに授業参観はありません。
テスト
小テストがたまにあるらしいけど、採点されたテストは点数を知らされるけど生徒に返却されない。
「間違いを直したりしないのかよ!?」って思う。
しかも、娘がテストあったよ、とか点数を言わなければ知らないままじゃん!
NAPLAN 全国統一学力試験
3年生、5年生、7年生、9年生はNAPLANと呼ばれる全国統一学力試験があります。英語3科目と数学1科目の計4科目で学力を測ります。
このテストは個人の能力の測定ではなく、学校全体の学力を測るのに役立てると言われています。
この結果で学校側が学力の弱い箇所を知る事ができ、その後の教育方針を組むのに役立てます。
学校の総合順位も発表されます。日本の様に偏差値がないので、ナプランでその学校の学力レベルを知る事ができます。
学力の高い公立校の通学区域は人気があり、家の値段も高くなる傾向があります。
九九
学力でわかり易いのは算数の九九でしょう。
娘は4年生で8の段をやってた気が…
しかも、1の段から順番にでななく、なぜか、5の段とか7の段とか、バラバラに覚えてるし、よく分からん。
しかも学校でそういう風に習ってるらしい。
「マジかよ!?」って思うのは日本人くらいなのだろうか?
「九九って日本では2、3年生にやってなかったっけ?」
必死で暗記したのは覚えてるんだけど🙄
「九九は暗記して覚えなさい」と言っても、なんか指を使って計算してるし。
何か計算方法とかあんのか?
確かに日本は教育レベルが高いので、オーストラリアは、のんびりした授業だと思われるだろうし、日本人の親は心配する人が多い。
でも、オーストラリア人の学力レベルが低い訳ではないので、教育が悪い訳ではないと思う。
第二ヶ国語
娘の学校はイタリア語が第二ヶ国語。学校によっては日本語が第二ヶ国語もあります。
授業で何やってんだろ?サッパリわからない。娘に聞いても教えてくれないし…
でも、少しでも外国語に興味を持ってくれればと思う。
娘は日本人のアイデンティティがあるけど、日本語の読み書きは出来ない。
「日本の漫画は面白いぞ!」って言っても勉強しなかったなぁ。
「無理強いはさせない」が教育方針なんで、強制はしないけど。本音はして欲しかったなぁ😓
オーストラリアの療育
治療と教育を掛け合わせた言葉が療育、療育とは発達支援を指す。
息子の学校を見ていると、息子は特別級なんだけど、「教育とは何か」って思うんだよね。
教育とは読んで字の如く、「教え育てる」
知識や技能を身につけ、それを用いて、生活や社会の役に立てる事が目的。高度な教育は国益に繋がるので国は教育に力を入れる。
重度知的の息子は、1から10も数えられない。物の形、色の名前も間違ってる事がある。知識を身に付ける事も、生きていく為の技能の習得も難しい。
息子が学校でした課題を家に持ってくるんだけど、塗り絵だったり、紙を貼り付けたり、遊びの中から学ばすという教育法だとわかる。
療育で少しずつ語彙力が伸びていて、息子の「生きる力」も少しづつ伸びていると思う。よって学校の療育は問題無いと思う。
息子の学校
息子は学校が楽しいらしく、毎日楽しそうに通っている😄
バックを背負って、早く行きたいアピールをして、玄関で待っている事もある。
授業が楽しいのか?先生が面白いのか?
友達とコミュニケーションを取り合っているのか?
言葉が通じない者同士でも何か伝わる物があるのか?
学校で何が?どんな授業が行われているのか、正直わからない。
学期ごとにプログラムの内容は知らされているけど、実際の現場ではどうなのだろう、と思う事がある。
でも大切なのは、学校が好きと言う事。
息子は学校が好きで本当によかったと思う。
療育の成果
息子は確実に発達しているし、単語も増えてきた。
ここ最近まで息子はNonverval (非会話的)だと思っていた。
喋れない、会話が困難、息子もその1人だと思っていたが、最近はよく喋っている。
息子は息子語で何かを言っている。息子独自の言語だと思う。
息子は英語がメインで日本語も少し話せるけど、発音が悪く分かりにくい。舌の長さに問題があるのか、障害児の症状の一つに発語の問題があるので、それかもしれない。
それでもコミュニケーションを取ろうとしているのは嬉しい発達だと思う。
最後に一言
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
な文章力ですし、時間があまり取れないので乱文、短文になりますが、コツコツと自分のペースで続けていきます。
何か書いて欲しい事がありましたらコメントして下さい。
より多くの人に自閉症や障害について知って貰えたらと思います。皆の優しさが生きやすい世界を作ります。
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