マガジンのカバー画像

四字熟語の「書」―3

369
本
運営しているクリエイター
めだまオヤジ
めだまオヤジ

めだまオヤジ

覧古考新(らんここうしん)

古い事柄を顧みて新しい問題を考察すること。 「覧古」は古い物事を深く思うこと。 「古」は「故」とも書く。 「故(ふる)きを覧(み)、新(あたら)しきを考(かんが)える」と訓読する。
めだまオヤジ

めだまオヤジ

慇懃無礼(いんぎんぶれい)

言葉や態度などが丁寧すぎて、かえって無礼であるさま。 あまりに丁寧すぎると、かえって誠意が感じられなくなるさま。また、表面の態度はきわめて礼儀正しく丁寧だが、実は尊大で相手を見下げている。 「慇懃」は非常に丁寧で礼儀正しいさま。
めだまオヤジ

めだまオヤジ

意馬心猿(いばしんえん)

煩悩や欲情などの欲望に、心を乱されて落ち着かないこと。または、そのような欲望を抑えることができないことのたとえ。 「意馬」は馬が興奮して暴れまわるように、気持ちが落ち着かないこと。 「心猿」は激しく騒ぐ猿のように、気持ちが落ち着かないこと。 乱れて落ち着かない気持ちを、走り回る馬や騒ぎ立てる猿にたとえた仏教の言葉。
めだまオヤジ

めだまオヤジ

水天一碧(すいてんいっぺき)

水平線で海と空の境が、区別できないように青い色一色に溶け合っている様子のこと。 「水天」は海と空のこと。 「一碧」は水面や空の色が深い青色一色になっていること。
めだまオヤジ

めだまオヤジ

秋天一碧(しゅうてんいっぺき)

雲一つない、すっきりと晴れた秋空の様子。 「秋天」は晴れた秋空。 「一碧」は空や水面が青い色一色なこと。
めだまオヤジ

めだまオヤジ

思案投首(しあんなげくび)

いい案が浮かばず悩み、首を傾けている様子。 「思案」はいろいろと考えること。 「投首」は首を傾けている様子。
めだまオヤジ

めだまオヤジ

眼高手低(がんこうしゅてい)

目標は高いが実力が足りないこと。 または、批評するのは上手いが、実際に自分で行う能力がないこと。 「眼高」は価値や本質など見抜く能力が高いこと。 「手低」は実力や技術力が低いこと。