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ソーダ集

17
君と僕は飛ぼう。街が遠く見える。誰も来ない処まで。
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#小説

Please, Airplane

Please, Airplane

これあげる

そう言って、差し出された円柱形の箱には、クラシカルな女性が描かれていた。

私は、彼をみた。彼は色白で、星の様な眼をしていた。彼がくれた小箱に入っている、菫の砂糖づけに似た、秘密めいた瞳だった。

「……ありがと。いっしょにたべよう」

私は言い、ブランコに坐った。

夏休みになって、荷物をまとめて部屋に置いて、この公園に来た。
彼は少しおいて、となりに坐った。彼はぽっちゃりしてい

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Naked Soul

Naked Soul



彼の優しさは、今までにあじわったことの無いものだった。

私達は、少しだけ広いベランダに、リヴィングからイスをひとつずつ移して、夜明けを過ごした。


羊は、不安定な朝焼けの光を受けて、眼を伏せていた。
眩しい白い光は、私の睫毛を七色に透かして、羊の顔にくっきりとした美しい陰影を創った。

まるで名も知らない広大な砂漠にできる不思議な模様の様な陰影だった。


確かに眩しかったけれ

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