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しかしまあ変な社会人1年目だな

変だよ。変。





※これの続き。






①どんな上半期よ

2月に母親が末期の乳がんであることがわかって、4月に亡くなった。






それだけでも大変なのに、選んだ研修先は自分以外同期がおらず、助けてくれる味方もいない。





勤務時間内はわからない事だらけ。仕事終わって帰ってきたら理解できない事だらけ。
他人のスマホの解約とかクレカの解約とかやった事無いよ。
なんか借金もあったとか言うし。





元々能力がないもんだから仕事も全然上手くいかない。
まあ怒られる怒られる。ミスもする。





ここで心情を吐露できればまだ良かった。ただそれは出来なかった。
当時の現状を言い訳にしたくはなかったし、心配をかける訳にはいかない立場だったので。





そのうち同情的な目線も薄れてくる。
「何も働いてないのに何で痩せたの」「悩みなんて何もなさそうだよね」とひたすら言葉を浴びせられる。





「運命」というものがもし人の形をしているとしたら、何の抵抗も出来ずひたすら殴られ続けるような時間。





今思えばかなり精神的に食らっていた。職場で独りで泣いたりしていたし。





最後の方は何とか巻き返したけど、トータルはもうボロボロもボロボロ。





そんな状況で東京に行くことになる。





②こういうことになるんだ

まあ早い話、行った先は味方しか居なかった。





これだけでもおかしいのに、どいつもこいつもキャラが立ってやがる。





そんな訳がない、社会なんてつまらなくて当然のはず。
ましてやあんな上半期だったのに。





「クッソつまんねーな人生、終わったなあ」と思っていたのに。
全てを止めてしまおうと何度も思ったのに。





本当、自分は出会う人に関してはことごとくツイている。
何も出来ないくせに、どうやらその運だけは未だに健在らしい。






これだから人生はやめられない。こんなに周りの環境が逆転するとは。






2月、東京に大雪が降った日。
みんなで羊羹を食べながら、温かいお茶を飲んでいた。






地獄のような上半期ではあり得なかった、素敵な光景を見て。







ああ、運命に一矢報いてやった。
ざまーみろ。





と、心の底から思いましたね。





いや、違うわ。
出会った人たちが反撃する力をくれたんだな。今ならそう思う。





いやー止めなくて良かった〜。
こういうご褒美があるんだなぁ。





諦めなきゃ何か起こる、そんな2023年度。






あれ、でも待って
1個だけ変わってない事あるわ








仕事は相変わらず全然出来てねえわ。反省しよ。





おめぇ、単に周りの人達が
優しかっただけだな!!


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