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椿本チエインのベスト商品『クイックソート』がユニット単品発売を開始!

 今週、椿本チエインの高速自動仕分けシステム『クイックソート』のユニット販売開始のニュースリリースが流れました。

 昨年10月に埼玉県飯能市にあるLABOを見学した際に、この話しは聞いていました。

クイックソートについて驚異に感じた時代もあり

 私が伊東電機時代、この『クイックソート』が販売された当初は驚異に感じましたが、その後安堵の気持ちになったのは、システム販売していたためです。
当時、伊東電機には直角移載装置の初期型がありました。
今の伊東電機のRATとは違って、ガイドレールに当てながら移行させる方式です。
能力は落ちるもののFA分野では一定の評価を得ていました。

 その後、進化していき現在の直角移載装置に近づいていく訳です。
椿本の『クイックソート』は斜め分岐を高速での仕分けができる点です。
その点が、とても魅力に感じたのです。

 ただ、FAではそれほどの高速性は要求されませんし、競合する商品ではなく、かつユニット販売できない商品なので安心したのです。
システム販売は搬送物の動作制御までも含んだ対応になります。
当然、据え付け・設置込みになるので手離れが悪くなる可能性もあったのです。

当時の伊東電機製品は手離れの良さがありましたので・・・

クイックソートは物流分野・・特に新聞社で大活躍

 クイックソートは、その後物流分野に浸透していくことになります。
特に、印象的なのが新聞社です。

 新聞社のどこで使うかというと・・・
最後のトラックに新聞紙の束を積み込むまでの仕分けです。

2012年の動画があるので参照してください。

 展示会での映像なのと、古いタイプなのでそれほど高速性はありませんが、実際はかなりの高速です。

某新聞社で実際に拝見しましたが、単純ながらもとても素晴しい仕分けを実現していました。

クイックソートの特長

 クイックソートの特長についてみていきましょう。

1)搬送物にやさしい仕分け
 搬送物との接触面が丸みをおびています。
そのため、摩耗につながる接触面を最小限にしています。

2)高能力・高速仕分け
 2列単位での列制御をします。
そのため段階的な切替制御ができます。
速度は60m/s以上、100m/sまで対応できます。
仕分け能力は、最大7500個です。
(搬送物ピッチ800mm 速度100m/min時)

3)さまざまなサイズの搬送物に対応
 搬送物の大きさは200L×200W×10H~750L×500W×500Hまで対応。

4)コンベヤ間配置で3つのバリエーション
 コンベヤ間に配置することで、3つのバリエーションに対応します。
・仕分け
・交差
・分岐

5)シュートでも効果最大発揮
 これは新聞社やJA、運送会社など多方面で実績があります。

※端子台渡しの制御はお客さんで対応することになります。
伊東電機のRATもそうですが、端子台渡しの方が使いやすいメリットもあります。
特に、FAの場合は生産技術の担当者が対応されるので何の心配もありません。

 また、各マテハンメーカーが購入して使用されるケースもあると思います。
いい商品同士をコラボして利用すれば、より効果が発揮されます。

 マテハンメーカーを統一する考え方もありますが、日本人が得意なのは器用さです。
最適化して利用するのは、お手のものです。

もし、最適化の実例が知りたい場合は私にご相談下さいね。

クイックソートの質問に関しては、直接椿本チエイン営業部にお問い合わせして下さい。
(以下のホームページの最下部に問い合わせ先があります)

物流最適化コンサルタント(一木)への問合せはこちらから

または、以下のメールアドスに連絡をお願いします。
iccyan777@gmail.com
(@を小文字の@に変換して下さい)


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