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「母さん...」


今回紹介するお話

「ある日、叔母さんのうちに一本の電話がかかってきた。すぐに詐欺の電話だと叔母さんはわかったのだが、電話の声を聞いて・・・」

今回紹介するのは、オレオレ詐欺の電話の声が亡くなった息子の声とそっくりだったという内容の投稿です。家族や身内の投稿なのか、それとも創作なのかはわかりませんでした。
※投稿時期に関して
まとめサイトと思われるものでは2008年2月の投稿を確認できましたので、
実際の投稿は2008年2月か、それ以前と思われます。

このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。

投稿内容

ある日、叔母さんのうちに一本の電話がかかってきた。

「こちら警察のものですが、お宅の息子さんが事故を起して通行人に怪我をさせてしまいまして、被害者の方から示談で良いとのことで、至急こちらの口座に振 り込んでいただきたいのです。ただいま、息子さんに代わりますね・・・」

叔母さんはすぐにそれが最近流行っているオレオレ詐欺だということに気が付いた。なぜなら、息子は5年前に事故で亡くなっているからだ。

「母さん、俺だよ、事故起しちゃってさぁ、大変だよ。すぐに示談金振り込んでくれよ」

叔母さんはその声を聞いてハッとした。死んだ息子の声とそっくりだったからだ。まるで死んだ息子が蘇り、そこにいるような気がした。叔母さんは電話を切ることが出来ず、しばらく息子にそっくりなその電話の声に聞き入っていた。そして再び警察官と名乗る男に代わった。

「そういうわけなので、どうかお母さん、示談金、お願いしますね・・・」

再び息子と名乗る男に代わった。

「母さん、ゴメンよ、助けてくれ」

そこで叔母さんはやっと真実を話した。

「あのね、私の息子は5年前に死んでるの。」

電話の声がパタリと止まった。気まずい空気が流れた。しばらくの沈黙の後、電話が切られる前におばさんは言った。

「ちょっと待って、あなたの声、息子とそっくりなの。電話切る前に、もう一言だけ、声を聞かせてもらえないかしら。」

しばらくして、電話の主はこう言い、電話を切った。

「母さん...」

YouTube

このお話を元に作られた動画がありましたので紹介致します。
※ご紹介する以外にも動画はあるようです。

思い出のゆっくり2ch

【2chショート】フランス座

【笑えるコピペ連発】2chショートまとめ

さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様、みんちりえ様から頂きました。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。


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