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ママを忘れないで


№225 今回紹介するお話

中華人民共和国中西部に位置する四川省アバ・チベット族チャン族自治州汶川県で現地時間の2008年5月12日14時28分に大地震が発生しました。
四川大地震です。

2008年7月22日に中国民政部の報告では、この地震よる死者は6万9197人、負傷者は37万4176人に上り、1万8222人がなおも行方不明としています。

地震発生の翌日の13日、救助隊員は廃墟の下から女性の遺体を発見、その女性は跪いたまま上半身を前に屈め、両手を地面について体を支えていました。そして、この女性の下には赤ちゃんがいて、まだ生きていたのです。

記事内容

「中国国際放送局 日本語部」より 2008年5月18日の記事の一部を転載致します。

地震発生の翌13日の昼、救助隊員が廃墟の下から女性の遺体を発見しました。

女性は崩れ落ちてきた天井の下敷きになっていて、救助隊員が廃墟の隙間で彼女を発見したとき、彼女は跪いたまま上半身を前に屈め、両手を地面について体を支えていました。

救助隊員は隙間から手を入れて彼女の死亡を確認したあと、廃墟の中に生存者がいないかと声をかけたり、探知棒でレンガを敲いたりしたのですが、少しの反応もないので、ほかの場所での救援に移ろうとしたとき、救助隊長が「急げ!」と叫びながら、廃墟の女性のところに引き返したのです。

そして死んだ女性の体の近くを手で探りましたが、何と彼女の体の下には赤ちゃんがいて、まだ生きていたのです。

そこで救助隊員は女性の周りの瓦礫を丁寧に取り除き、黄色い花模様がついている赤い布団に包まれた生後三四月の赤ちゃんを女性の体の下で見つけました。

実は、彼女が自分の体でわが子を必死に守ったため、この赤ちゃんには怪我ひとつもなく、すやすやと寝ていたのです。

救助隊員たちは、寝ている赤ちゃんのかわいい顔を見て、感動ししました。

その後、医者が布団を開けて赤ちゃんの身体検査をしようとしましたが、何と布団の中から一つの携帯電話が落ちてきました。

携帯電話には一通のメールが残されていました。

それは、息を引き取る前に、このお母さんが子供に残した最後のメッセージだったのです。

このメッセージには


「わがかわいい子よ、もしあなたが生きられるのなら、ママを忘れないで。ママはいつまでもあなたを愛しているのよ」


と書かれていました。

これを見た医者は、「私はこれまで多くの死者を見てきたが、こんなことは初めてだ」と涙を流していました。

この携帯電話は次々と救援隊員に回され、彼らはあふれ出る涙を抑え切れませんでした。

「中国国際放送局 日本語部」より 2008年5月18日

YouTube

このお話を元に作られた動画がありましたので紹介します。
※ご紹介する以外にも動画はあるようです。

(2ch)泣き笑いほっこり『LAN』

【笑えるコピペ連発】2chショートまとめ

さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。

なお、掲載している画像は いらすとや 様、イラストAC様 から頂いています。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。


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