『美しい街』尾形亀之助

行きつけのブックカフェの店主におすすめされて読んだ詩集。

尾形亀之助、知らなかったけれどとても良い。

あまり夜が更けると
私は電灯を消しそびれてしまう
そして 机の上の水仙を見ていることがある

「白(仮題)」

白昼夢のような、リアルで何処か非現実的な光景。モダニズムのような外連味のある表現はないけれど、言葉少なに綴られるそんな光景。

添えられた松本竣介のスケッチも素晴らしい。



良い詩集と出逢えました。

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