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三木美術館「どうしてアートは花を描くのか?」

描かれることにより、枯れたり散ったりすることなく、永遠の命を与えられる“花”
色んな作家や陶芸家たちが描いた“花”の作品をご紹介します。
どうしてこの作家はこの花を描いたのだろう?
そんなことを考えながら作品を鑑賞していただけたらと思います。

姫路の小さな私設美術館、三木美術館の企画展示を観てきました。陶芸と絵画の展示です。

作品数は少な目ですがとても雰囲気の良い、落ち着いて楽しめる展覧会でした。全品撮影禁止。

どれも愛らしい佇まいで楽しめますが、とりわけ印象に残った作品をいくつか。

ポール・アイズピリ「花」
初めて観る画家のような気がする。戯画化された花の形象と、カラフルな色彩が、愉しげな雰囲気を醸し出す。背景のレモンイエローが鮮やかで目を惹きつけられます。

荒川豊蔵「梅絵付志野茶碗」
志野焼の特徴である白釉に、前田青邨の描いた薄灰色の梅の花があしらわれている茶碗。志野焼らしい親しみやさに梅の花びらが趣を添える。荒川と前田青邨のコラボ作はたくさんあるみたい。

暑い夏ですが、少し美術館で涼んでいくのも悪くないですよ。

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