コロナ禍に結婚式を迎える新郎新婦へ

note「コロナ禍の結婚式を控えての所感」からおよそ1ヶ月。先日無事結婚式を挙げることができた。コロナ禍の結婚式、ゲストの皆様には不安やご不便を掛けることもあったと思うが、直前まで準備に追われることもなく大きなハプニングもなく大成功だったと感じている。

既に結婚式後の気持ちの盛り上がりがひと山越えそうなので、まだ熱があるうちに忙しくならない結婚式準備のススメ、コロナ禍で結婚式を予定している新郎新婦への前情報を書いておこうと思う。(このご時世でのブライダル事情が気になり、こっそりTwitterプレ花嫁アカウントを作成していたのでその情報も載せている ※既に削除済み)


今回は『コロナ禍に結婚式を迎える新郎新婦へ』

はじめに

わたしは挙式披露宴を予定通り行う選択をしたが、結婚式をするしない・家族婚に変更などに関して正解はないと思っている。新郎新婦が納得のいく形に落とし込むことができれば、きっと思い出深い式になるのではないかと思う。

感染症に対する感度の違い

コロナ禍での結婚式に関してはここが最も重要だと思う。感染者数が◯人以上出ているのは不安が大きい、いつ落ち着くか分からないから感染対策をすればある程度の行動はしてもよい等、結婚式に関わらず人によって感染症に対する感度は色々。ここに新郎新婦、親子、両家間でギャップが出ると誰かが大きなフラストレーションを抱えることになる。

幸い我々はこの感度が一致していたが、準備を進めていたにも関わらず途中で新郎新婦のどちらかが延期/中止の方向に気持ちが動いた、親が反対してきた、といった意識のズレが生じたことで話を進められなくなった人も多くいるようだ。結婚式を行うことに不安を感じるのは当たり前だからこそ、まずは新郎新婦間そして両親との細やかな意思確認が必要だと思う。「何で今になって」というダメージほど大きなものはないので、現実と向かい合うことは怖いけれど方針を揃えることは心がけた方がよい。

感染対策による結婚式費用

規模によるとはいえ結婚式費用はそれなりにボリューミーだ。そこに感染対策をすることで費用がプラスになる可能性があるのか事前に確認しておくとよいと思う。予算や式場の対応によっては結婚式実施に関わる可能性もある。

影響が大きいのは以下だと思われる。
・成約後に延期/中止した場合の負担はどうなるか。(緊急事態宣言下なら?政府から指示が出ていたら?等の複数ケースを想定すべし。)
・受付、披露宴会場へのパーテーション設置に費用はかかるか。
・会場収容人数に変更があるか、それによって会場費に影響があるか。
・アルコール提供なしによってドリンクコースの金額は変わるか。
・オンライン接続に費用はかかるか。
・感染対策による備品に費用はかかるか。

プレ花嫁アカのリサーチによると、延期/中止にしようがその選択は新郎新婦が決めたことなのでコロナ禍でも延期キャンセル費用は変わらず自己負担になるケースは今でも結構あるらしい。その中でも酷いなと思ったものとして「緊急事態宣言発令によって披露宴会場に人数制限が設けられ、規定人数を越えた場合には披露宴会場の様子を見れない別会場に一部ゲストを移動させる。規定人数以下にゲストを減らす場合はキャンセル料がかかる。」というもの。流石に恐ろしいので万が一のケースまで念入りに調べた方が身のためだ。

わたしたちの場合、パーテーション設置にお金はかからなかったが、オンライン接続を予定していたため反射による影響を考慮してパーテーションは設置せず、代わりにテーブルを大きくしてディスタンス確保をした。また、式場からのご提案で芳名帳は事前に記入して持ってきていただく形をとり、これは追加費用で対策を取った。何を重要視するかが鍵で、こちらも新郎新婦の意見の擦り合わせが大事だ。(新郎新婦に課されるコミュニケーションが多すぎる)

変化する情報と気遣いによるメンタル維持

これに関しては書いてよいものか迷いもあるが、わたしたちが一番影響を受けた点だ。

現在も複数都道府県に出されている緊急事態宣言は終わりが見えるようで見えない。解除の明確な数値目標がないため直前になって延長されることは大いにありえるし、実際に5/11解除の予定が5/31に延長した。揺れ動く情報によって、出席予定のゲストからの欠席連絡や式場からの対策強化連絡が突然届く。

式場からの対策強化は上記のように費用や倫理?面に納得できれば受け入れることは簡単で、むしろできるだけ安心な状態で結婚式をできるよう考えてくださっていることに感謝すら感じるが、

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