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産休育休から復帰を目指す私の心中
2023年のテーマは「ラブ&アジャスト」と決め、もうその1年が終わろうとしています。『好きなものを愛し続けるための再調整をする2023年に。』を込めたテーマです。
ここだけの話
今の会社にいるべきかを悩んだ2022年
なんというか、とても言いにくいのですが、産休育休に入る前、つまり2022年の秋頃、自分の中でヘルスケア領域で何がしたいのかを見失ってきていました。
Ubieに入って1年も経っていないのにそんなことで良いのだろうかと思うこともありましたが「もう少しで仕事は休みになるし…」と蓋をして、そうして出産し、年が明け、仕事から離れるこの期間に自分のやりたいことと今一度向き合おうと決めました。それがアジャストの由来でもあります。
働けることと何に向かうかは違う
自分が何をしたいか分からなくなりつつも、目の前の仕事をするという意味では働くことはできました。でも、それは心の底から楽しい状態ではないですし、熱量を持って事業を進めなければならない会社にとって自分はマイナスだよね、という感覚がありました。なので、自分の現在のやりたいこと次第ではUbieに戻るべきではないかもしれないとも考えていました。
※妊娠中の心身のトラブルが後半にもずるずると続いたことで、思うように仕事ができない劣等感のようなものが蓄積したことが原因だと思っています。
これからの話
過去を手放したら入ってきたもの
私は幼い頃に薬剤師に憧れを抱き、そのまま成長。そして大学受験時に創薬研究に興味を持ち薬学部創薬科学科へ進学しています。学生時代にIT分野の面白さも知り、就職先では製薬業界向けのSIerをし、その後Ubieに転職しました。
長らく医薬品を近くに感じながら生きていたため、何らかの形で医薬品に関わることが自分の使命だと少々錯覚していたのかもしれません。
医薬品への興味関心はやはりある方だと思いますが、薬学を学んでいた事実に無意識のうちに固執していた自分を解放すべき時が来たようです。
薬じゃないんだなあと気付き、ふと、突然に思い出したのは若くして亡くなった同級生からの言葉でした。珍しい疾患で、しかも悪性。病院に行った時にはかなり進行していたと聞きました。私が薬学部生だったこともあり、彼女から病状や受けている治療について連絡をくれることもありました。
そして、闘病中の彼女から言われた「いつか私の病気を治してね!」という言葉。自分にはどうすることもできない無力感で絶望したのを覚えています。この言葉がフラッシュバックのように今回戻ってきたのです。
過去の自分のこだわりを手放したことで、その隙間に入ってきたような感覚で、自分勝手ながら私が今すべきものはここにあるのではないかと思いました。
私の幸せ、Ubieで叶うのでは、、、
あれこれ自分と向き合って、振り返って、辿り着いた私のやりたいことは、全くもってシンプルで『元気に笑って過ごせる人をひとりでも多くする』ことでした。
文字にするとあまりに大きなことでちょっと恥ずかしいし、曖昧な目標でもあるのですが、手段がどうであれ、そんな世界が作れたらなんて幸せなんだろうと思ったのです。誰かが笑っているところを見るの、すっごい好きなんですよね。
医療従事者ではない私には、いま彼女が生きていたとしても治療を施すことはできないし処方もできません。創薬研究の道を選ばなかった私は、薬の開発に関わることもできません。
でも、もっと早くに体の変化を違和感として気付けたら、病院に行ったほうがいいかもしれないと教えてあげられたら、別の未来があったのかもしれません。それなら彼女の言葉に無力感を覚える前に何かできたかもしれません。
うーーん、これ、Ubieならできるのでは。
素敵で尊敬できるメンバーたちと、それができたら最高だなあ。
プレスリリースやメンバー発信の記事を読んでいると体制や制度や新しい試み、色々な面で変化があるのを察知しています。きっとできることも、これからできそうなこともたくさん広がっているんだろうとわくわくします。
職場復帰がスムーズにいくのか不安も多いですが、限られた時間の中でやるべきことをやっていくためにも、私の大きな目標を心に持ちながら、時に大胆に時に繊細に、誰かの笑顔を増やせるように動いていきたいなと思っています。
Aikarin(@ica1299)
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