「フレンチシック」なお部屋作り

インテリアスタイルファッションの世界では良く聞く「フレンチシック」。フランス郊外の暮らしをほうふつとさせるナチュラルで上品なイメージ。ホワイト、フレンチグレー、グレイッシュなパステルカラーなど柔らかく微妙な色使いが特徴です。そんな世界感をお部屋にも取り込んでみようというのが今回のテーマです。

なんと言ってもまずはじめに思い浮かぶのは、シャビーな質感。新しくてピカピカではなく、少し使い込んだ味のある家具や小物で程よく変化をつけてアレンジすることで、どんどん味わい深い空間に変貌していくのが最大の魅力。

内装は、それらを引き立たせるように上質感を醸し出す仕上げにしていきましょう。例えば、経年劣化が美しい無垢フローリングにペイントの壁。リメイクとしてビニルクロスの上から珪藻土仕上げも味わい深くて良いでしょう。シャビーなペイントを施した木製建具の取っ手は、レトロ感の醸し出される優雅な曲線デザインのものをセレクトすると、より完成度がアップします。

また、額縁風のアイテムやアイアンを使用したアクセサリーはフレンチシックな空気感に見事にマッチ。コートハンガーや傘立てなどさりげなく取り入れてみるのもありですね。

フレンチシックの空間づくりには、照明の演出も欠かせません。柔らかな暖色系の灯りがよく似合います。アイアン素材とロウソクを模した素朴なデザインのシャンデリアやブラケット、自然素材のシェードランプといったクラシカルでシャビーな風合いのあるものをセレクト。自然風化の味わいが魅力のスタイルですので、敢えて枯れたもの、朽ちたものの素材感がセンス良く馴染みます。素朴だけど贅沢・・・そういう表現がぴったりのスタイルと言えるでしょう。

築年数の経った古めの住宅でこそ楽しめる空間だとは思いませんか。

#おうち時間を工夫で楽しく #インテリアコーディネート #リフォーム #シャビー #リノベーション