徳光 一蕗

広告代理店でプランナーやってます。お笑い・映画・漫画が好き。 「前段」って言われると露骨に態度が悪くなるプランナーです。

徳光 一蕗

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最近の記事

帰宅部だった俺がいつものように歩いていると野球部のボールが足元にやってきて…

みたいな人生を夢見ていたのに、結局、叶わず。 「大した努力をしていないんだけど何気なくやった行動で才能を見出されて周りから持て囃される」という完璧な隙のない人生プランは全く成立しそうにない。僕は今年で29歳になる。 なんでいきなりこんな自分語りを始めたのかというと、僕が個人的にお世話になっている先輩・阿部広太郎さんの著書「あの日、選ばれなかった君へ」を読んだからである。 この本、阿部さんの個人的な「選ばれなかった体験」が連なっている。だけ、なのに、すごく自分ごと化し、「

    • アートとコピーで、ストプラな僕が役割を把握できた話

      アートとコピー講座に参加してきました2022年3月から半年間、アートとコピーという講座に参加していました。 アートディレクター20人とコピーライター20人、合計40人で行われ、毎回異なるアートディレクターと組んで制作物を作る講座になっています。 https://www.sendenkaigi.com/class/detail/copywriter_abe.php 全8回の講座で初回を除き毎回課題提出があり、結果、半年間で7人のアートディレクターの方とコンビを組んで制作作業

      • R-1グランプリのブランディングに思うこと

        お笑い大好き、広告代理店勤務のプランナーのいぶきと申します。 R-1グランプリの東京リベンジャーズコラボに対してモヤることがあり、 また、そもそも「お笑いイベントのブランディング」に興味があったので、 ちょっとまとめようと思います。 以下、内容としては基本的には、批評的な内容です。 本来の仕事であれば 「施策案(アイデア)」までをセットでお出しするのですが、 「では、どんな施策をするべきか」に関しては、 思うところありますが、あえて書かないようにします。 もしも関西

        • ネクラ感を必死に

          もう生きている時間の半分を『ネクラ』と呼ばれたくて生きてきた。 僕は、文章を書くとどうにも僕の中のネガティブな面が強調されるが、リアルで会うと『明るくていい奴』とも定評がある。僕はみんなとカラオケに行けば、「小さな恋の歌」を歌えるほどに明るくて横柄な性格をしている。 今年は友達と会話する機会が多かった。自分は友達が少ないと思い、友達が少ない人間として世の中を独自の視点で切り取ることができると信じてやまなかった高校・大学時代を過ごしていたのに。最近、気づいたのだけど、僕は友

          僕だって「仕方ねぇな」みたいな顔で登場したかった

          その誕生を喜ばれたはずなのに、私もあなたも。 気づけば、存在するだけではダメで何かしらを貢献をしなければいけない。 義務を果たさなければいけない、納税しないと働かないと教育を受けさせないと、会議に出たら発言をしないと、飲み会に来たらなら楽しそうな顔をしないと。 このなんとも言えない息苦しさ。 あぁ、存在しているだけで許してもらえたあの時には戻れず、常に、そこにいる意味を探している。そこにいる意味を誰かにプレゼンテーションできなければいけない毎日にいる。 今日早めに提出

          僕だって「仕方ねぇな」みたいな顔で登場したかった

          飲み会の日程調整に「○」が多すぎると恥ずかしい気がして意味もなく「△」にした。

          スター性のある人がいる。 飲み会に遅れてやってきて、みんなが待ってましたと湧き上がる。一瞬来て盛り上げて、次の会があるんでこの辺でと言って席を立つ。忙しそうだけど、だけど、その人が来てくれただけでなんだかいいものに立ち会えたようなそんな高揚感を覚えさす人。スター。人の懐に入るのが上手で、上の先輩から気に入られ、異性からもよくモテる。抜けている部分は多々あるものの、人たらしな性格でなんだか「許される」感じを醸し出す。スター。 そのスターの輝きを隅の方でただ観ていることしかで

          飲み会の日程調整に「○」が多すぎると恥ずかしい気がして意味もなく「△」にした。

          軽い気持ちで並んだら、引き返せなくなってきた。

          用事があって下北沢へ外出した。ほとんどが在宅期間の日々、外に出るだけでなんだか気持ちは晴れやかになった。散歩とは違って、「用事があって外出」という響きに、社会において自分の存在が求められているような気持ちになる。 春の日に用事があって外出するなんて、僕は社会に受け入れられている。 外出先での用事は割とすぐに終わった。そのまま帰るのもなんだからと少し下北沢を歩いてみると、行列のできる抹茶屋さんがあった。行列といっても2−3人が並んでて、その周りにも並んでいるわけではなく立っ

          軽い気持ちで並んだら、引き返せなくなってきた。

          noteでも、「思春期ポエム」

           戦略を考えて始めたとか、ではなく。  まして世間に何かを訴えかけたいとかでもなく。  本当にただ、思春期特有の「甘じょっぱい感じ」を言葉で表現できたらな…自分の個性ってそこかもな…と思い、一年前くらいからTwitterで投稿していたポエム。  それをなんとなくデザイン加えて「作品」っぽくしたら、意外と気に入ったので一応noteでも挙げておきます。  ちなみに、個人的で自発的でエゴイスティックなご要望にお応えして、iPhone xのホーム画面用の壁紙も作成いたしました。ぜひ

          noteでも、「思春期ポエム」

          僕が、映画「キングオブコメディ」を「一番好き」だと言い続ける理由

           趣味が映画鑑賞なんて言ってしまう人間には、「好きな映画は何?」という質問に対して、喋りたいことが溢れすぎて上手く回答できないことがある。そして例に漏れず、僕もまた、好きな映画を上手く語れない人間だ。  僕の好きな映画は、マーティン・スコセッシ監督の「キングオブコメディ」。この映画が好きな理由を上手く説明できた試しがない。  この映画を多くの人に勧めています。勧めた人の中で、ちゃんと見てくれる人もいました。そして、「え、ごめん、アレの何が良かったの…?」と後日質問され、只

          僕が、映画「キングオブコメディ」を「一番好き」だと言い続ける理由

          僕はもう銀杏BOYZを聴かない。

           もう僕の人生に銀杏BOYZは必要なくなってしまった。  高校生の時、映画雑誌を読んでいると出てきた「銀杏BOYZ」  確か映画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の特集をしていたんだと思う  ミュージックステーションでも、うたばんでも、紅白でも見たことがない彼らに、僕はなぜか惹かれてしまった。バンドの見た目とか、「あの娘に1ミリでもちょっかいかけたら殺す」みたいな曲名とか。なんとも言えないけれど、「あ、僕のためのバンドだ」と思い込んでしまった。  「DOOR」と「君と僕の第三

          僕はもう銀杏BOYZを聴かない。