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ゆるふわダイアリー

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日々感じたこと・考えたことや創作活動の近況など。
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たまにはゆるふわな話でも。

 相変わらず書きたいものが多い。多すぎる。  鋭意構想中のお仕事ミステリィもの以外に、文学フリマ向けの短編集、それ以外にも数作品ある。  しかし本業も多忙を極める中、それらの執筆候補をいっぺんに書けるはずもなく、ここのところやきもきする毎日を過ごしている。  さて、いきなりだが、私は空耳をすることがたまにある。  人の話をちゃんと聞いていないわけではない。  むしろ意識的に耳を傾けようとしているのだが、それでも空耳をすることがある。  先日、コンビニへ向かう途中で、1人

小説のタイトル付けって難しいよね、という話。

 先日、書店でライトノベルのコーナーを見ていたときの話。  棚に収められた本で、やけに黒い背表紙があるなと思って見てみると、そういうデザインではなくタイトルの文字列だった。  ちっちゃい文字が80文字ほどギュッと並んでいた。  ……覚えられなかった(著者の方ごめんなさい)  昨今では定着しつつある、長文タイトルというものについて考えてみる。  たとえば、こういうやつ。  あ、このタイトルはいま5秒くらいで私が適当に思いついたものなので、深掘りは不要である(こんな作品は存在

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三つ子の承認欲求百まで、という話。

 先日、私は親戚の3歳児・Aちゃんと遊んでいた。  Aちゃんとは久々に会ったのだが、言葉をたくさん覚えていて行動範囲もぐっと広がり、いろいろなことに好奇心を持つようになっていた。  そしてお絵描きをしては私に「見てー!」と自慢げに見せてきて、積み木をしては「見てーー!!」と誇らしげに見せ、YouTubeで動画を観ながら踊っては「見てーーーッ!!!」と楽しげに呼んでくる。  ふと私は、インターネット社会そっくりではないか、と感じた。  多くのクリエイターたちが小説を書いた

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完結させることって大事だよね、という話。

 創作界隈では「エタる」という言葉がある。  あるいは「エターナる」という表現をすることもあるようだ。  読んで字のごとく、作品がエターナル(永遠)に完成・完結しないまま途絶えてしまう状況を意味する。  最初は毎日更新だったのが毎週〇〇曜日更新に変わり、そして不定期になり、やがて……。さすがに毎日や毎週は大変だよね、と読者もはじめのうちは書き手を気遣うが、だんだんと「あれっ、もしかして……?」「うわっ……作品の更新頻度、低すぎ……?」となってゆく。  それでは読み手だけで

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とある作家の近況 2024-06-02

 せっかく開設したnoteなので、とにかく何かを書いてみようと思い、創作の近況を書いていくことにする。 『アルゴリズムの乙女たち』のその後  まず『アルゴリズムの乙女たち』の続編の制作については凍結している。発売からおよそ3か月、ありがたくも多くの方々に読んでいただいているのだが、続編の刊行については私の一存では決められない、ということ……(涙)。  それはそれとして、ご購入いただいた方々には本当に感謝の限りである(未読の方はぜひお読みください)。  そして「乙女たちの

執筆速度って大事だね、という話。

 小説を1作書き上げようとすると、それなりに時間がかかる。  新人賞への投稿やWeb連載をする場合、同じ文章量であれば書くのが速いほうが時間の使い方にゆとりが生まれる。  1時間で2千文字書けるとすると、もし1日に3時間執筆できるのであれば合計6千文字書き上がる。  家事・育児があったり、仕事や学業があったり、執筆以外に本業がある場合は毎日欠かさず3時間執筆するというのは現実的に難しいと思うので、たとえば1か月間に執筆できる日数を20日とする。  このとき、2千文字×3時

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