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悩みでグルグル思考が止まらない時に読んでみる古典的名著

書評:デール・カーネギー「道は開ける」

自分の読書経験を振り返ってみると大学時代に就職活動をしていた時に読んだデール・カーネギ―の「道は開ける」にはだいぶ影響を受けたし、救われたと思う。

悩みの解消法について書かれた本だが、いまでも通用する役に立つ知恵が満載だ。

悩んでいるときはグルグル思考が止まらず気分が悪い。焦り、不安、心配を感じる。

これがその後、現実に悪い出来ごとを引き寄せる原因になる。

現に今よからぬことが起きているのだから、いま悪い感情を持ったり、不安に思ったりするのは仕方ないのだが最悪なのはその感情を長く引きずってずっと悪い気分でいることだ。

悪い感情を少しでも早く、少なくともニュートラルの状態に持っていくことが出来ればそれ以上悪い現実はやってこない。

焦り、不安、心配の感情からどのように抜け出すのかのノウハウが書かれた本で、このような本を始めて読んだのがこの「道は開ける」だった。

そういう意味で私はこの本に救われた。

せっかくなのでこの本に書かれていた悩み解消法で今でも覚えているものを2つ紹介する。

1.今の悩みの種が「最悪の事態になった」と仮定して、そのことを受け入れる腹を決める。

例えばあなたは仕事でミスをしてどうなってしまうのだろうかと心配している。
そのとき「どうかこれ以上事態が悪化しませんように」と願うといつまでもグズグズ心配することから抜け出せない。
そういうときは、そのことで想定しうる最悪の事態はなにかとよく考える。
「こっぴどく叱られるかもしれないがクビにはならないだろう」と考える。そして「よしこっぴどく叱られることを覚悟しよう」と腹を決め
るのだ。
そう腹を決めると不思議と冷静になりリカバリー策を思いついたりするものだ。

2.今日1日の枠の中で生きる。

自分という人間は過ぎ去った昨日も、まだ来ない明日も生きることはできない。
自分が生きることができるのは今日という1日だけなのだ。
であるなら、今日一日にできることだけやって明日のことを思う患うことはやめよう。

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