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Tomcatをお使いいただいているお客様に - こんなにすごいWebSphere Liberty②

IBM が提供しているエンタープライズJava の実行ランタイム、WebSphere Liberty 。こちらの記事では、OSS(オープンソース・ソフトウェア)として公開されているTomcat と比較して、WebSphere Liberty のメリットを第二弾としてご紹介したいと思います。

↓第一弾をまだご覧になっていない方はぜひこちらもご覧ください!

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Tomcat は、各バージョンで一つのServlet API に対応しています。Tomcat V8 の場合は、Servlet 3.1、V9は4.0、V10は5.0、のようになっています。Servlet API は、4.0 から5.0 にあがるときに、パッケージ名の変更(javax → jakarta)がありました。そのため、Tomcat V10 にバージョンアップするときには、既存のアプリケーションは全て書き換えたりツールで変換するなどしてからでないと、新しい環境では動かなくなってしまいます。

WebSphere Liberty では、実装されている全ての機能がFeature という形でモジュール化されています。そして、最新のAPI 仕様だけでなく、過去のAPI 仕様のFeature も提供が続けられています。つまり、Servlet API 5.0 に対応した最新版のWebSphere Liberty でも、構成ファイルでServlet API 4.0 などのFeature を使うように指定すれば、いままでのアプリケーションが、変更することなくそのまま稼働します。WebSphere Liberty では、提供されている機能はバージョンが上がっても変更されません。新しい機能は、既存機能の置き換えではなく、常に機能の追加として提供されます。そして追加された新機能は、構成を変更するまで有効になりません。

Liberty なら十分なサポート!

WebSphere Liberty ならJDK/JRE のサポートも同時に得られます。Tomcat を実行するためには、Java の実行環境であるJDK/JRE が必要です。そして、Tomcat に対するサポートはいろいろなベンダーから提供されていますが、JDK/JRE のサポートも含んでいるものは多くありません。しばしば別途入手が必要になります。その場合、Tomcat とJDK/JRE の問題の切り分けはユーザー自身でおこなっていただく必要があります。
IBM であれば、WebSphere Liberty にJDK/JRE のサポートも含まれています。IBM は、自身で独自のJava 仮想マシンをOSS として開発している(OpenJ9)ほか、OpenJDK の開発にも積極的に参画しています。問題の切り分けもIBM のサポートで実施できます。

ここまでTomcat と比較して、WebSphere Liberty のメリットについてご紹介してきました。

WebSphere Liberty は、2021年に登場した新しいWebSphereライセンス、IBM WebSphere Hybrid Edition(WHE) で利用できます。こちらの記事でWHE についてご紹介しています。ぜひご覧ください。


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