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当マガジンでは定期的にBusiness Automationの最新動向記事を掲載しています。※当マガジンで発信する情報は、会社を代表してのコメントではございません。
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#業務自動化

今更だけど?RPAのはなし

さて、前回までの2回の記事でWatson Orchestrateによる自動化の支援、そして、Watson Orchestrateが活用できる自動化のスキルの重要性について説明しました。ここから数回にわたっては、自動化のスキル、テクノロジーについて整理していきたいと思います。今回は、今となってはコモディティ化した感もあるテクノロジーである、Robotic Process Automation(以下RPA)について整理してみたいと思います。 ここ数年で大きく普及したRPA自動化

Mission: カオスな業務現場を救済せよ!  〜 IBM Cloud Pak for Business Automation で業務自動化 〜  "適用領域を間違えたRPAプロジェクトは失敗する"の説: 『失敗から大逆転の巻』①

我々は今、激しいビジネス変化の真っ只中にいます。生産年齢人口が激減する中、様々な情報がデジタル化され作業は日々増え続けており、現場はいわゆるカオス化しています。そんな中、作業現場の救世主として注目されているのが、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)です。その特徴は、以下になります。 ・RPAは、ナレッジワーカーが行う反復的で定型的な作業を自動化するために、ソフトウェア・ボットを使用する ・RPAの「ボット」は、アプリケーションのユーザーインターフェースを操作する

ハイパーオートメーション時代へ! -IBM Cloud Pak for Business Automationで業務改革

人手不足、業務量増加、RPAを入れたけれど、もっともっと効率化していきたい…業務改革に関する悩みはつきませんよね。 実際、経営者が取り組むべき課題を見たときに、ビジネスプロセス管理の悩みは、常に上位にランクインしています。 企業に必要な業務自動化をエンドトゥーエンドで実現してくれるソリューション、それがCloud Pak for Business Automation なんです。 単純業務や非効率性を減らして、人間がより高付加価値な業務にシフトできるように、自動化のテク

日常業務をAIで自動化!! - IBM Watson Orchestrate 動画

仕事の日常業務をAIを使って自動化して少しでも効率化できたら嬉しいと思いませんか?チャットに気軽に話しかけたり、言葉を入力するだけで、メールの送信、会議のスケジュール、承認の取得など、日常の業務プロセスを自分に代わってAIに自動的に処理させることができたら楽になると思いますよね。 これを実現するソリューションに、Watson Orchestrate があります。 Watson Orchestrate は、日業業務の自動化を指先ひとつで実現し、個人の生産性を向上させる、画期的

Watson Orchestrateの機能

はじめに前回はWatson Orchestrateの登場の背景、コンセプトについてお話しました。さて、今回は、Watson Orchestrateの機能について解説したいと思います。Watson Orchestrateの代表的な機能は以下の通りです。 自然言語の理解Watson Orchestrateは自然言語を理解してくれます。例えば、「田中さんに見積もりを送付して」などと、あたかも秘書さんにお願いするように仕事を依頼することができます。ここでのポイントは、通常のチャット

Watson Orchestrateが解決してくれること

はじめに 2021年の5月にIBMはWatson Orchestrateという製品を発表しました。簡単に言うと、自然言語で話かけて仕事を依頼すると、AIが複数の業務処理を組み合わせてよろしくやってくれるという製品です。凄い時代になったなぁと思う一方で、どこまで賢いんだろう? どうやってAIに業務ノウハウを学習させるんだろう? といった疑問が出てきます。この疑問を解決するには、そもそもWatsonOrchestrateが解決しようとしている課題が何か? ということを理解すること