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ポモドーロ・テクニックとスクラム
こんにちは。日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社(IJDS)の高橋信也と申します。
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今回は「ポモドーロ・テクニック」のお話です。キッチンタイマーでお仕事管理です!
ポモドーロ・テクニックとの出会い
私が初めてスクラムを用いてシステム開発を経験したのは2018年でした。そのシステム開発は、それからの自身の立ち振る舞いに大きな衝撃を与えた「ポモドーロ・テクニック」との出会いでした。
このポモドーロ・テクニックに出会うまでは、「ミーティングは1~2時間は当たり前」だったり「机に向かったら今日は3個タスクがあって残り時間が6時間だから・・・2時間ずつ!」のような、言ってしまえば「時間制約がある中で必要かわからないものを作る」という病にかかっていました。
ポモドーロ・テクニックとは
ポモドーロ・テクニックを調べてみると、このような内容です。
具体的な手順は以下の通りである。
1.達成しようとするタスクを選ぶ
2.キッチンタイマーで25分を設定する
3.タイマーが鳴るまでタスクに集中する
4.少し休憩する(5分程度)
5.ステップ2 - 4を4回繰り返したら、少し長めに休憩する(15分 - 30分)
ポモドーロの途中で急用が入りタスクが中断された場合は、そのポモドーロは終了とみなし、はじめから新しいポモドーロを開始する。
ポモドーロ・テクニックの実践
ポモドーロ・テクニックはその当時にシステム開発をマネジメントしていた方が推進していました。私もシステム開発のチームに参画し、ポモドーロ・テクニックを経験しました。
ポモドーロ・テクニックを使って実際に作業を始めてみました、25分ごとにタイマーが鳴るようにして。当日の結果としてJavaソースを作りかけてすぐにタイマーが鳴る、設計書を作ろうとエクスプローラからファイルを選択して構想を練っているとタイマーが鳴る、どうしたらいいんだと悩みました。(後から考えると、この悩みに向き合うこともポモドーロ・テクニックの一つなのだと気づきますが、この時点では気づかず。)
それでも愚直に淡々と数日ポモドーロ・テクニックを実施してみて気づきました。それは、「コントロール不能な時間に管理されている」のではなく、「25分という時間を管理している」ことに!それまでは「あー時間が足りない」と時間を敵視することがありましたが、よくよく見つめ直すと「必要ではない作業をしていること」が敵だったのです。
ポモドーロ・テクニックで利用するタイマーはキッチンタイマーなので、料理(かっこ書きの中はプログラミング)に例えると・・・
・25分で下ごしらえ(テスト駆動開発のテストコードを書いて要件を整理)
・25分で調理(コーディングしてモノヅクリする)
・25分で寝かせ(リファクタリングして丁寧にして)
・25分で盛り付け(パッケージング)
と、なんと休憩をはさんで2~3時間でひとつの機能を完成させることができるのです・・・!(便宜上25分ごとに工程をわけています。)
従来は「この機能を完成させるにはxx時間だなぁ~」と見込んで従事していましたので、すごい進歩です。
ポモドーロ・テクニックとスクラム
スクラムでは、「スプリント」と呼ばれる1ヶ月以下のタイムボックスを設けて走り切ります。このポモドーロ・テクニックはそれを個人に当てはめて、25分スプリントを日に何度も挑みます。毎スプリントを全力疾走するので疲労感は半端ないのですが、確実に成果物がつみあがっていき、成果物が積みあがることでの精神的な達成感が支えてくれます。
ぜひみなさんも取り入れてみてください。
ちなみに、自身はポモドーロ・テクニックで利用するタイマーはTIME TIMERを使っています。この投稿のサムネイルに設定しているものです。日本では直販しておらず、転売価格になっているので、ご自身で「TIME TIMER」で検索して情報収集してください。ご参考までに。
余談:ChatGPT(GPT-3.5)に聞いてみた。
ChatGPT(GPT-3.5)に「あなたは、システム開発手法のアジャイルにおいてスクラムのフレームワークを利用しているエンジニアです。」として「ポモドーロ・テクニックとスクラム」について聞いてみたので掲載しておきます。
1. 集中力の向上: ポモドーロ・テクニックは、短い時間での集中を促すため、作業の効率を向上させます。スクラムのスプリントでは、短期間に成果物を提供することが求められるため、ポモドーロ・テクニックを取り入れることで、開発チームの集中力を高めることができます。
2. 作業の可視化と進捗管理: スクラムでは、スプリントの間にタスクを明確にし、進捗を可視化することが重要です。ポモドーロ・テクニックを使用すると、25分の作業単位でタスクを区切り、終了時に進捗を確認できます。これにより、作業の見積もりや進捗の把握が容易になります。
3. 休憩を通じたリフレッシュ: ポモドーロ・テクニックでは、ポモドーロの間に短い休憩を挟むことで、作業中の疲労を軽減します。スクラムのスプリントでは、高いペースで取り組むことが求められるため、疲労の蓄積が起こりがちです。ポモドーロ・テクニックを組み合わせることで、チームメンバーがリフレッシュし、持続的なパフォーマンスを維持できます。
いいこと言いますね。
では、またお会いしましょう!
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