Googleペナルティとは?原因を調査し対策する方法
Webサイトを運営していて、調子良くアクセスが伸びていたのに「検索順位が大幅に低下した」「急にアクセスが減った」そんな経験はありませんか。もし、そのようなことがあれば、Googleからペナルティを受けている可能性があります。
また、ペナルティの基準や対応方法を知っておかないと、ある日突然アクセスがなくなるという事態に見舞われるかもしれません。
そこで今回は、SEO効果を台無しにしてしまうGoogleペナルティについて、その原因と対策をまとめていきます。
Googleペナルティとは
Googleペナルティとは、ガイドラインに違反しているWebサイトへ行われる制裁措置です。具体的には、検索順位の低下や検索結果からの削除といった措置を指します。
下記の円グラフは、2015年に行われたSEO対策の担当者に対する調査結果です。Googleからペナルティに関する警告を受けたことがあるかを聞いたところ、4割もの人が「警告を受けたことがある」と回答しました。
引用:エコンテ「自社サイトでSEO対策を行う運用制作担当者348名にGoogleペナルティ調査を実施した結果」
調査結果が示すように、Googleからペナルティの警告を受けることは珍しくありません。そのまま放置すれば実際にペナルティが与えられ、検索順位の大幅な低下や検索結果からの削除という事態に陥る可能性があります。
SEOは数日で効果が出る施策ではありません。また、広告のように予算を積めば効果が出る訳でもありません。長年のWebサイト運営と細かな対策によって培われたSEO効果は、企業にとって大きな資産だと考えられます。
Googleペナルティを受けると、その資産を全て失ってしまうのです。万が一にもそのような事態に陥らないよう、事前の対策が必要です。
Googleペナルティの原因
Googleペナルティは、「品質に関するガイドライン」に違反したものに対して科されます。まずは、このガイドラインをしっかりと読み込むことが大切です。
それぞれを簡単に見ていきましょう。
コンテンツの自動生成…プログラムなどによって自動的に生成された、ユーザーの役に立たないコンテンツのあるWebサイト
不正なリダイレクト…クローラーとユーザーに異なるコンテンツを表示させるために使われるようなリダイレクトを行っているWebサイト
リンク プログラム…無意味な相互リンク、リンク掲載のための無価値なサイトからのリンクを獲得しているWebサイト
質の低いコンテンツ…引用が多くオリジナリティがない、キーワードの羅列などユーザーに価値のないコンテンツを持つWebサイト
有料リンク…PageRank(被リンク効果)が引き継がれている有料のリンクを掲載しているWebサイト
クローキング…ユーザーとクローラーに別のコンテンツを表示させる仕組みを導入しているWebサイト
隠しテキストと隠しリンク…背景色と同じ色のテキスト、フォントサイズが0のテキストなどがあるコンテンツ
誘導ページ…SEOのためだけのページを作り、そこから本命のコンテンツに誘導する行為
無断複製されたコンテンツ…無断転載されたり、他サイトのコンテンツを読み込んでいるだけのWebサイト
アフィリエイト プログラム…コンテンツの大半がアフィリエイト目的である、独自コンテンツが少なく付加価値がないWebサイト
無関係なキーワード…コンテンツと関係のないキーワードをSEO目的で羅列する行為や不自然に同じキーワードを繰り返す行為
悪意ある動作を伴うページの作成…透明なバナー画像などを用いてクリックするつもりがないリンクをクリックさせるなど、ユーザーの意図しない結果を招くプログラム
自動化されたクエリ…自動で検索結果を表示し、特定のサイトをクリックさせるといったプログラムによるアクセスを受けているWebサイト
ユーザー生成スパム…ユーザーからの投稿、コメントにおけるスパム行為(大量のスパムアカウントでのコメントなど)
★Grab記事本編では、ペナルティリスクを下げる対策について詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。
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